宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:43)
今日、C6.3の小規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/12 10:54 C5.2
09:43 C1.6
07:52 C6.3
06:41 C2.4
04:59 C4.0
02:38 C2.1
01:53 C2.3
10/11 23:18 C4.7
21:14 C6.2
18:14 C5.4
16:00 M1.5
12:58 C5.5
12:18 C1.7
08:48 C3.0
10/10 19:56 C1.6

黒点 10/12 (NOAA)
磁場 フレア
1857 1 α ---
1861 19 βγδ C6
1862 4 β ---
1863 3 β ---
1864 3 α ---
1865 14 βγδ C6
1867 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:38 374 -0.4
-2 h 371 +0.1
-4 h 373 +0.9
-6 h 377 +0.3
-8 h 376 -0.6
-10 h 390 -0.7
-12 h 388 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
10/12 0.3 1x10^3
10/11 0.3 8x10^2
10/10 0.3 3x10^2
10/ 9 0.4 1x10^3
10/ 8 0.4 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/ 7 12:00 太陽風は300km/秒台前半の低速風が続いています。太陽では小さいフレアが増えています。
2013/10/ 8 12:06 C6.2の小規模フレアが発生しました。太陽風は300km/秒の低速風です。
2013/10/ 9 15:11 太陽風の乱れが到来して、600km/秒台の高速風になっています。M2.8のフレアが発生しました。
2013/10/10 10:18 太陽風の速度は470km/秒に下がり、太陽風の乱れは終わりつつあります。
2013/10/11 12:57 1861黒点群が大きくなっています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2013/10/12 12:43 更新
M1.5の中規模フレアが発生しました。Cクラスのフレアも多数起きていて、太陽は活発です。

担当 篠原

昨日の午後、11日16時(世界時11日7時)に、
M1.5の中規模フレアが発生しました。
発生地点は、太陽の東の端の向こう側にある活動領域です。
全体が見えていないことから、
実際の規模はもう一段大きかったと考えられます。

また、太陽の中央部の1861黒点群では、
昨日のニュース以降、C5.5、C5.4、C4.7、C4.0、C5.0と、
大きめのCクラスフレアが次々と発生し、
1865群でもC5.4のフレアが起きています。

更に、C1〜2の小さいフレアも何度も起きているため、
X線グラフは昨日以降とても激しく変化するようになっています。

今日の黒点群のリストでは、1861群、1865群の両方で、
磁場構造が「βγδ」ととても複雑になっています。
東端のこれから現れる黒点群とともに、
今後もフレアの発生が続く可能性があります。


M1.5フレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も起きています。
太陽の左に向かって、大きくガスが広がっています。
太陽の横で発生しているので、地球への影響はないでしょう。


太陽風は、速度が少し下がって、
370km/秒と低速風に変わりつつあります。
磁場強度も、3〜4nTとやや弱くなっています。

太陽風磁場の南北成分は、グラフの前半が南寄りに振れていて、
その影響で、AE指数も前半に小さい変化が続いています。

現在の磁場は、0nT付近にあり、
磁気圏は静かになっています。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の中心部をコロナホールが通過しています。
この領域の影響や、9日のCME、昨日からのフレア活動の高まりなど、
様々な要因が重なって、今後の太陽風は乱れ気味になるかもしれません。




太陽の東端で発生したM1.5フレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M1.5フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星の可視光写真による、1861、1864、1865黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。