宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/10/12 12:43 更新 M1.5の中規模フレアが発生しました。Cクラスのフレアも多数起きていて、太陽は活発です。 担当 篠原 昨日の午後、11日16時(世界時11日7時)に、 M1.5の中規模フレアが発生しました。 発生地点は、太陽の東の端の向こう側にある活動領域です。 全体が見えていないことから、 実際の規模はもう一段大きかったと考えられます。 また、太陽の中央部の1861黒点群では、 昨日のニュース以降、C5.5、C5.4、C4.7、C4.0、C5.0と、 大きめのCクラスフレアが次々と発生し、 1865群でもC5.4のフレアが起きています。 更に、C1〜2の小さいフレアも何度も起きているため、 X線グラフは昨日以降とても激しく変化するようになっています。 今日の黒点群のリストでは、1861群、1865群の両方で、 磁場構造が「βγδ」ととても複雑になっています。 東端のこれから現れる黒点群とともに、 今後もフレアの発生が続く可能性があります。 M1.5フレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も起きています。 太陽の左に向かって、大きくガスが広がっています。 太陽の横で発生しているので、地球への影響はないでしょう。 太陽風は、速度が少し下がって、 370km/秒と低速風に変わりつつあります。 磁場強度も、3〜4nTとやや弱くなっています。 太陽風磁場の南北成分は、グラフの前半が南寄りに振れていて、 その影響で、AE指数も前半に小さい変化が続いています。 現在の磁場は、0nT付近にあり、 磁気圏は静かになっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の中心部をコロナホールが通過しています。 この領域の影響や、9日のCME、昨日からのフレア活動の高まりなど、 様々な要因が重なって、今後の太陽風は乱れ気味になるかもしれません。 太陽の東端で発生したM1.5フレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) M1.5フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星の可視光写真による、1861、1864、1865黒点群。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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