宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:06)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 8 00:34 C2.3
10/ 7 12:52 C6.2
10/ 6 --- ---

黒点 10/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1855 2 β ---
1856 4 β C6
1857 1 α ---
1860 1 α ---
1861 2 β C1
1862 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:51 297 +1.4
-2 h 294 +0.2
-4 h 293 -0.4
-6 h 314 -1.1
-8 h 287 -2.8
-10 h 309 -3.4
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 779 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
10/ 8 0.3 7x10^2
10/ 7 0.7 1x10^3
10/ 6 0.6 1x10^3
10/ 5 0.7 9x10^2
10/ 4 1.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/ 3 10:19 太陽風の乱れにより、磁気圏の活動が激しくなりました。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2013/10/ 4 13:31 太陽風は平均的な風に戻り、磁気圏も静かです。9月の黒点数は36.9に下がっています。
2013/10/ 5 12:32 太陽風は350km/秒の低速風に戻りました。太陽も静穏です。
2013/10/ 6 11:21 太陽風は、310km/秒と更に遅くなっています。太陽も穏やかです。
2013/10/ 7 12:00 太陽風は300km/秒台前半の低速風が続いています。太陽では小さいフレアが増えています。
最新のニュース

2013/10/ 8 12:06 更新
C6.2の小規模フレアが発生しました。太陽風は300km/秒の低速風です。

担当 篠原

太陽の北西の端で見られた2日間ほどのプロミネンスの変化を、
SDO衛星AIA304の動画で紹介します。
ゆらゆらとコロナのガスが動き、
やがて高く噴き上がって行く様子がきれいです。
この様な太陽のゆっくりとした変動もSDO衛星のみどころです。



昨日の昼、7日13時(世界時7日4時)に、
太陽の中央の1856黒点群でC6.2の小規模フレアが発生しました。

9月中は太陽が穏やかだったため、
この規模のフレアの発生は8月30日のC8.3以来で、
およそ40日ぶりです。

1856群は、その後にC2.3のフレアも起こしています。
黒点の様子も少し変化していて、
現在の様な活動が続くかもしれません。

太陽では、昨日から黒点群の番号が3つ増え、
更に、新しい黒点も現れています。
少しにぎわってきています。


太陽風は、再び速度が下がって、
300km/秒とかなり遅い風に戻っています。

磁場強度は5nTで安定していますが、
南北成分は、南寄りから北寄りに変わりそうです。

磁気圏では、小規模の活動が起きていた様で、
AE指数は200〜300nTくらいの変化が続いています。

このまま太陽風の磁場が北寄りになると、
磁気圏の変化も終わってしまうでしょう。


北半球のコロナホールは、太陽の中心線を通過して、
西側に少しせり出しています。
2日後くらいから、
この領域の影響で太陽風の速度が高まるかもしれません。
27日周期の図の9月13〜14日に見られた高速風の回帰です。



SDO衛星AIA304による、太陽の北西端で見られたプロミネンスの変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。