宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/10/ 8 12:06 更新 C6.2の小規模フレアが発生しました。太陽風は300km/秒の低速風です。 担当 篠原 太陽の北西の端で見られた2日間ほどのプロミネンスの変化を、 SDO衛星AIA304の動画で紹介します。 ゆらゆらとコロナのガスが動き、 やがて高く噴き上がって行く様子がきれいです。 この様な太陽のゆっくりとした変動もSDO衛星のみどころです。 昨日の昼、7日13時(世界時7日4時)に、 太陽の中央の1856黒点群でC6.2の小規模フレアが発生しました。 9月中は太陽が穏やかだったため、 この規模のフレアの発生は8月30日のC8.3以来で、 およそ40日ぶりです。 1856群は、その後にC2.3のフレアも起こしています。 黒点の様子も少し変化していて、 現在の様な活動が続くかもしれません。 太陽では、昨日から黒点群の番号が3つ増え、 更に、新しい黒点も現れています。 少しにぎわってきています。 太陽風は、再び速度が下がって、 300km/秒とかなり遅い風に戻っています。 磁場強度は5nTで安定していますが、 南北成分は、南寄りから北寄りに変わりそうです。 磁気圏では、小規模の活動が起きていた様で、 AE指数は200〜300nTくらいの変化が続いています。 このまま太陽風の磁場が北寄りになると、 磁気圏の変化も終わってしまうでしょう。 北半球のコロナホールは、太陽の中心線を通過して、 西側に少しせり出しています。 2日後くらいから、 この領域の影響で太陽風の速度が高まるかもしれません。 27日周期の図の9月13〜14日に見られた高速風の回帰です。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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