宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
また、M2.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/11 12:18 C1.7
08:48 C3.0
10/10 19:56 C1.6
10/ 9 10:22 M2.8

黒点 10/11 (NOAA)
磁場 フレア
1856 2 β ---
1857 1 α ---
1861 23 β C3
1862 8 β ---
1863 5 β ---
1864 2 α ---
1865 15 βγδ M3
1867 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 424 -1.7
-2 h 413 -1.8
-4 h 422 -0.7
-6 h 422 +1.2
-8 h 419 -1.1
-10 h 430 -0.8
-12 h 438 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
10/11 0.3 3x10^2
10/10 0.3 3x10^2
10/ 9 0.4 1x10^3
10/ 8 0.4 7x10^2
10/ 7 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/ 6 11:21 太陽風は、310km/秒と更に遅くなっています。太陽も穏やかです。
2013/10/ 7 12:00 太陽風は300km/秒台前半の低速風が続いています。太陽では小さいフレアが増えています。
2013/10/ 8 12:06 C6.2の小規模フレアが発生しました。太陽風は300km/秒の低速風です。
2013/10/ 9 15:11 太陽風の乱れが到来して、600km/秒台の高速風になっています。M2.8のフレアが発生しました。
2013/10/10 10:18 太陽風の速度は470km/秒に下がり、太陽風の乱れは終わりつつあります。
最新のニュース

2013/10/11 12:57 更新
1861黒点群が大きくなっています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽の南東部にあった1861黒点群が、大きく変化しています。
昨日から今日にかけての様子を、
SDO衛星可視光写真の動画で紹介します。
小さい黒点が連なって現れたり、それらが捻るように動いて行ったり、
細かい変化がよく見えています。

動画の左下に見えるのは、1864群と1865群です。
1865群は磁場構造の複雑さが高まっていて、
フレアの発生に注意が必要です。

X線グラフは、全体の強度が次第に上がり、
小さい変化も頻繁に起きています。
C1〜3のフレアが、1861群と1865群で発生していて、
これから更に大きいフレアが起きるかもしれません。


太陽風は、速度がゆっくりと下がって、
今朝くらいに400km/秒と平均的な値に戻りました。
磁場強度も4nTに下がり、磁場の強まりも終わっています。

磁気圏も概ね静穏で、
AE指数は500nTと250nTの変化が2回起きていますが、他は静かです。


SDO衛星AIA193を見ると、北半球のコロナホールは
太陽の西側に動いています。
一昨日の太陽風の乱れのために、変化が分かりにくくなっていますが、
これ以上、特に影響は見られないのでしょうか。




SDO衛星の可視光写真による、1861黒点群の発達の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。