宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:21)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/14 --- ---
9/13 --- ---
9/12 --- ---

黒点  9/13 (NOAA)
磁場 フレア
1838 2 α ---
1839 1 β ---
1840 2 α ---
1841 1 β ---
1842 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:17 533 +4.4
-2 h 495 +4.5
-4 h 472 -2.6
-6 h 478 -3.2
-8 h 496 +5.6
-10 h 463 +1.6
-12 h 465 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
9/14 0.3 2x10^2
9/13 0.3 1x10^3
9/12 0.3 4x10^2
9/11 0.3 2x10^3
9/10 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 9/ 8 14:36 太陽風は平均的な速度で穏やかです。磁気圏も静穏です。
2013/ 9/ 9 04:41 太陽風は400km/秒近くで安定しています。太陽も穏やかです。
2013/ 9/10 10:04 太陽は小さい黒点がひとつ見えるだけです。カムチャッカの観測所の写真をどうぞ。
2013/ 9/12 09:28 太陽風磁場の南向きにより、磁気圏活動がやや強まりました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/ 9/13 09:08 コロナホールの影響で、太陽風がやや高速になっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/ 9/14 07:21 更新
太陽風は500km/秒台の高速風になっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

今日はフィンランドのオーロラを紹介します。
9月3〜4日にフィンランドで撮影したオーロラの写真を
谷口直樹さんよりお送りいただきました。

滞在中のフィンランドは雲が多く、観測はかなり難しかったそうです。
雲を避けるために、急遽、観測場所を50km移動することもあったそうです。

この様な中で観測できたのが9月3日と4日のオーロラだそうですが、
1枚目の写真では、雲越しにオーロラの激しい動きが見えたそうで、
印象的な緑色の光が写っています。
2枚目は、西の空に残る夕暮れの赤い光とオーロラの共演です。
右の方に、ぎょしゃ座やペルセウス座も写っています。
この夜は、明け方まで薄いオーロラが見え続けていたそうです。

観測条件が宇宙の天気と地上の天気の掛け合わせになるので、
オーロラを見るということは簡単ではないのだなと実感します。
素敵な写真をどうもありがとうございました。



太陽風は、昨日から少し速度が上がって、
520km/秒とより高速になっています。
磁場強度は7nTを前後していて、まだ少し強まったままです。
このため、速度はもう一段高まるかもしれません。


磁気圏では中小規模の活動が度々発生していて、
AE指数は300〜600nTの山が数時間おきに発生しています。
極域ではオーロラの観測もできているのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールは、
太陽の中央線を通り過ぎましたが、
後半部の影響はまだこれからやってきます。
前周期と同様に、高速風は3〜4日程度続くのではないでしょうか。


太陽は、静穏な状態が続いています。
X線のグラフは全く変動がありません。
黒点も、東西にそれぞれ小さく見えているだけです。



昨日は、電離圏観測用の短波レーダーのタワーに登りました。
高さ20mほどですが、久しぶりの登頂だったので緊張しました。
上まで登ってしまえば、なかなかの高度感で気持ちいいです。
周囲は深い森がどこまでも続いています。

作業中は、天気は良かったつもりだったのですが、
登り始めると急に雲がやってきて、にわか雨に降られ、
降りると止んで晴れ渡るという、間の悪い流れでした。

カムチャッカの滞在は明日までです。
ウラジオストック経由で日本に帰ります。



谷口直樹さんにより、フィンランド、サーリセルカにて9月3日(現地時間24時)に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


谷口直樹さんにより、フィンランド、サーリセルカにて9月4日(現地時間23時)に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


点検のため、電離圏観測用の短波レーダーのタワーに登りました。
(c) 宇宙天気ニュース


タワーの高さは20mほどあり、なかなかの高度感です。
(c) 宇宙天気ニュース


タワーから見える周囲の景色です。観測所は森の中にあります。
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。