宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:37)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/12 --- ---
9/11 --- ---
9/10 --- ---

黒点  9/11 (NOAA)
磁場 フレア
1838 1 α ---
1839 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 398 +1.1
-2 h 398 +0.8
-4 h 400 +2.3
-6 h 388 +1.6
-8 h 385 -1.4
-10 h 375 -1.0
-12 h 383 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -10 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
9/12 0.3 4x10^2
9/11 0.3 2x10^3
9/10 0.3 3x10^3
9/ 9 0.3 2x10^3
9/ 8 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 9/ 6 11:45 太陽風は平均的な状態です。太陽の活動も穏やかです。
2013/ 9/ 7 15:48 太陽風は低速になっています。太陽も穏やかです。
2013/ 9/ 8 14:36 太陽風は平均的な速度で穏やかです。磁気圏も静穏です。
2013/ 9/ 9 04:41 太陽風は400km/秒近くで安定しています。太陽も穏やかです。
2013/ 9/10 10:04 太陽は小さい黒点がひとつ見えるだけです。カムチャッカの観測所の写真をどうぞ。
最新のニュース

2013/ 9/12 09:28 更新
太陽風磁場の南向きにより、磁気圏活動がやや強まりました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/ 9/12 09:37 追加 
2枚の図の再掲載

担当 篠原

昨日はニュースを更新できなかったので、
2日分のデータを振り返ります。

今日の1枚目の図は、3日幅の太陽風データです(データは2日分です)。
図の左側で太陽風磁場のセクターの切り替わりが発生しています。
(27日周期の図のセクターのグラフもAからTに切り替わっています)

この変化そのものは特に影響はないのですが、
これ以降、太陽風磁場の南北成分が南向きにやや強く振れるようになり、
-5nT程度の南向きが続くようになりました。

このため、磁気圏の活動度が上がりました。
2枚目の図は一昨日のAE指数ですが、
500nTの変動が3回発生しています。

この頃の磁気圏活動によるオーロラの写真を、
ロシア・ムルマンスクの福島さんよりいただきました。
ムルマンスク州中部にある州最大の湖、イマンドラ湖で
ジガーノフ氏により撮影されたオーロラです。

1枚目の写真は、かなり広角の写真です。
空を大きく横切るオーロラが、カーブを描いて写っています。
写真のまん中の左側に北斗七星があり、ひしゃくが上を向いています。
上端の中央には北極星があり、ちょうど北を向いて撮影した様です。
そして、写真の右端にはぎょしゃ座の五角形と、
その上にはペルセウス座も見えています。

この夜の気温は+5℃くらいだったそうです。
日本と比べるとずいぶん寒くなっていますね。
私が今いるカムチャッカは、両者の中間くらいでしょうか。
夜はだいぶ冷えています。

9月1日に続いて、オーロラのきれいな写真を
どうもありがとうございます。


太陽風は、その後速度が400km/秒に少し上がりましたが、
磁場の南向きの振れは小さくなり、
磁気圏の変化は少し弱まっています。
AE指数のグラフは300nTの小規模の変化になっています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールがだいぶ西側(右側)に移動しています。
そろそろ影響が地球に到達しそうです。
太陽風の磁場強度が強まり、
続いて速度が上がる変化が見られるかもしれません。
前周期は700km/秒まで速度が上がりましたが、
今回はどうなるでしょうか。


太陽は、黒点がなくなりそうでしたが、
東側と西側にそれぞれ黒点が出現しています。

活動は静穏で、
X線グラフは一昨日にBクラスの変化が起きていますが、
昨日は全く変化していません。



カムチャッカは、昨日までは快晴でしたが、
今日はどんよりと曇っています。
太陽が出ないと急に寒さを感じます。
滞在期間のちょうど中間で、観測装置の整備を行っています。

2013/ 9/12 09:37 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります
最初の2枚の図がうまく掲載できなかったので、再挑戦します。
ページの最後に掲載されます。




3日間の太陽風データ。黄色線は速度、白線は磁場強度、赤線は南北成分。
(c) NOAA/SWPC


世界時9月10日のAE指数。
(c) 京都大学WDC


ムルマンスク州中部アパチット市在住のジガーノフ氏による、10〜11日のオーロラ。
(c) 福島留美氏、ジガーノフ氏


ムルマンスク州中部アパチット市在住のジガーノフ氏による、10〜11日のオーロラ。
(c) 福島留美氏、ジガーノフ氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




2013/ 9/12 09:37 追加

3日間の太陽風データ。黄色線は速度、白線は磁場強度、赤線は南北成分。
(c) NOAA/SWPC


世界時9月10日のAE指数。
(c) 京都大学WDC



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。