宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 9/12 09:28 更新 太陽風磁場の南向きにより、磁気圏活動がやや強まりました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 2013/ 9/12 09:37 追加 2枚の図の再掲載 担当 篠原 昨日はニュースを更新できなかったので、 2日分のデータを振り返ります。 今日の1枚目の図は、3日幅の太陽風データです(データは2日分です)。 図の左側で太陽風磁場のセクターの切り替わりが発生しています。 (27日周期の図のセクターのグラフもAからTに切り替わっています) この変化そのものは特に影響はないのですが、 これ以降、太陽風磁場の南北成分が南向きにやや強く振れるようになり、 -5nT程度の南向きが続くようになりました。 このため、磁気圏の活動度が上がりました。 2枚目の図は一昨日のAE指数ですが、 500nTの変動が3回発生しています。 この頃の磁気圏活動によるオーロラの写真を、 ロシア・ムルマンスクの福島さんよりいただきました。 ムルマンスク州中部にある州最大の湖、イマンドラ湖で ジガーノフ氏により撮影されたオーロラです。 1枚目の写真は、かなり広角の写真です。 空を大きく横切るオーロラが、カーブを描いて写っています。 写真のまん中の左側に北斗七星があり、ひしゃくが上を向いています。 上端の中央には北極星があり、ちょうど北を向いて撮影した様です。 そして、写真の右端にはぎょしゃ座の五角形と、 その上にはペルセウス座も見えています。 この夜の気温は+5℃くらいだったそうです。 日本と比べるとずいぶん寒くなっていますね。 私が今いるカムチャッカは、両者の中間くらいでしょうか。 夜はだいぶ冷えています。 9月1日に続いて、オーロラのきれいな写真を どうもありがとうございます。 太陽風は、その後速度が400km/秒に少し上がりましたが、 磁場の南向きの振れは小さくなり、 磁気圏の変化は少し弱まっています。 AE指数のグラフは300nTの小規模の変化になっています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールがだいぶ西側(右側)に移動しています。 そろそろ影響が地球に到達しそうです。 太陽風の磁場強度が強まり、 続いて速度が上がる変化が見られるかもしれません。 前周期は700km/秒まで速度が上がりましたが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、黒点がなくなりそうでしたが、 東側と西側にそれぞれ黒点が出現しています。 活動は静穏で、 X線グラフは一昨日にBクラスの変化が起きていますが、 昨日は全く変化していません。 カムチャッカは、昨日までは快晴でしたが、 今日はどんよりと曇っています。 太陽が出ないと急に寒さを感じます。 滞在期間のちょうど中間で、観測装置の整備を行っています。 2013/ 9/12 09:37 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 最初の2枚の図がうまく掲載できなかったので、再挑戦します。 ページの最後に掲載されます。 3日間の太陽風データ。黄色線は速度、白線は磁場強度、赤線は南北成分。 (c) NOAA/SWPC 世界時9月10日のAE指数。 (c) 京都大学WDC ムルマンスク州中部アパチット市在住のジガーノフ氏による、10〜11日のオーロラ。 (c) 福島留美氏、ジガーノフ氏 ムルマンスク州中部アパチット市在住のジガーノフ氏による、10〜11日のオーロラ。 (c) 福島留美氏、ジガーノフ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC 2013/ 9/12 09:37 追加 3日間の太陽風データ。黄色線は速度、白線は磁場強度、赤線は南北成分。 (c) NOAA/SWPC 世界時9月10日のAE指数。 (c) 京都大学WDC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |