宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 9/13 09:08 更新 コロナホールの影響で、太陽風がやや高速になっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日に続いて、送っていただいたオーロラの写真を紹介します。 カナダの高坂雄一さんによる、 カナダ・イエローナイフのオーロラ写真です。 撮影は10日とのことで、 昨日紹介したムルマンスクのオーロラと同じ夜です。 高坂さんによると、イエローナイフまで2200kmの距離を 車で30時間以上かかって移動されたそうです。 オーロラの爆発が数時間にわたって何度も続いたそうで、 かなり見事な活動だった様です。 素晴らしい写真ばかりですが、 特に円形で写っている魚眼カメラの全天写真は圧倒的です。 写真のサイズが大きいので、 画面いっぱいになってしまうかもしれませんが、 縮小するのは惜しいので、いただいたサイズそのままで掲載します。 とても美しい写真をありがとうございます。 太陽風は、コロナホールの影響がやって来た様です。 磁場強度が8nTくらいに上がり、 速度も450km/秒に上がっています。 しかし、変化としては小幅で、27日周期の図で前周期と比較すると、 小さい高まりにしかなっていません。 SDO衛星AIA193を見ると、 コロナホールの後半(左側)は太陽の中心線を過ぎたくらいで、 この領域の地球への影響はこれからです。 太陽風の速度が更に上がるかどうか、引き続き注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、やや北寄りの傾向で、 時々南に振れています。 そのため、AE指数は基本的には静かですが、 所々で小規模の変化が起きています。 今後、太陽風の変化が強まるようだと、 磁気圏の活動ももう一段高まるかもしれません。 太陽は、東と西にそれぞれ小さく、 1841、1839黒点群が見えています。 活動は小さく、X線のグラフはほとんど変化がありません。 今日のカムチャッカは、朝は雨が少し降っていましたが、 現在(現地朝9時)は晴れて、青空になっています。 今日はレーダーのメンテナンス作業を行っていて、 アンテナを張っているタワーのチェックなどをする予定です。 (c) 高坂雄一氏 高坂雄一さんによりイエローナイフで撮影された10日のオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 高坂雄一さんによりイエローナイフで撮影された10日のオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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