宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 9/10 10:04 更新 太陽は小さい黒点がひとつ見えるだけです。カムチャッカの観測所の写真をどうぞ。 担当 篠原 太陽が、無黒点寸前になっています。 今朝のSDO衛星による可視光写真を、少し大きく掲載します。 中央のやや左下に、1838黒点群の黒点がひとつ見えるだけです。 写真の右上に、黒点部分を拡大してみましたが、 小さい黒点がぽつんとあるだけです。 SIDCの黒点データによると、太陽が最後に無黒点になったのは、 2011年8月14日で、今回その状態になると2年ぶりとなります。 この後、1838黒点群がどうなるのか、 そして、東の端などから新しい黒点が現れたりするのか、 しばらく注目してください。 太陽は、黒点がほとんどなくなっていることもあり、 活動は静かです。 X線のグラフはほとんど変化がなく、 全体の強度もだいぶ下がっています。 27日周期の図で、数日前の値と比べてみてください。 太陽風は、速度が350km/秒に下がって、 低速の穏やかな風になっています。 磁場強度も、3〜4nTとやや弱めです。 磁気圏も静穏で、 AE指数は小さい変化が時々起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日くらい経つと、 太陽風の速度が上がっていく可能性があります。 昨日の昼に、目的地である カムチャッカ半島パラツンカの研究所に着きました。 ここには、九州大学が磁力計と電離層観測用の短波レーダーを設置していて、 共同研究としてこれらの装置のメンテナンスに来ました。 今日は、レーダーのタワーと送受信機、研究所の建物の写真を掲載します。 研究所は森の中にあって、緑がとてもきれいです。 日差しがあると程よい暑さを感じますが、夜になるとぐっと冷えてきます。 季節は夏から秋に切り替わる頃で、 これから木々は次第に色づいていくそうです。 (c) SDO (NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース カムチャッカ半島のパラツンカに設置している電離層観測用レーダー。 (c) 宇宙天気ニュース カムチャッカ半島のパラツンカに設置している電離層観測用レーダー。 (c) 宇宙天気ニュース カムチャッカ半島のパラツンカにある、ロシアの研究所。 (c) 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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