宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 9/ 7 15:48 更新 太陽風は低速になっています。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、引き続きゆっくりと速度が低下して、 360km/秒と低速の状態になっています(ACEの図の黄色線)。 磁場強度(白線)は、4〜5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分(赤線)は、やや南寄り(マイナス)に傾向が変わって、 磁気圏ではオーロラの活動が発生しているようです。 AE指数のグラフでは、300〜500nTの小規模の変化が 数時間続いています。 太陽風は、このまましばらく穏やかな風になりそうです。 磁気圏の活動も、小規模の変化に留まりそうです。 SDO衛星AIA193では、太陽の北東(左上)から、 コロナホールが姿を現しています。 この様子を、太陽の自転周期である27日前(8月11日)の写真と比べてみます。 すると、コロナホールの位置はほとんど同じですが、 広がりが前よりも小さくなっている様です。 もう2〜3日経つと、コロナホールは太陽の正面に来るので、 形の変化はもっと分かりやすくなります。 コロナホールの規模が小さくなっているとすると、 27日周期の図で前周期の8月15〜18日に見られた 太陽風速度の高まりも、小さくなるかもしれません。 太陽は、C1の小さいフレアが発生している程度で、 活動は穏やかです。 黒点も、西の端に2群と、東に1群が見える程度で、 ちょっと寂しくなっています。 学内のネットワーク停止は、予定では月曜まででしたが、 土曜日のうちに回復作業を行ってくれた様です。 明日以降は、海外出張のため更新はしばらく不定期になります。 27日前の8月11日(左)と、今日(9月7日)の太陽コロナの比較。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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