宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 9/ 1 13:41 更新 太陽風は440km/秒にやや上がっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 今日は北極と南極のオーロラを紹介します。 1枚目は、ロシア連邦ムルマンスク市の福島さんよりお送り頂いた、 ムルマンスク州中部キーロフスク市在住の ジガーノフ氏によるオーロラの写真です。 昨日(31日)の朝に届いたので、8月30日の撮影ではないかと思います。 薄雲を通しての撮影だったそうですが、 緑やピンク色の鮮やかなオーロラが空を飾っています。 オーロラの季節が北半球に移ろうとしているのだと実感します。 どうもありがとうございます。 そして、2枚目は南極の昭和基地の全天カメラによるオーロラです。 世界時で9月1日に入ってすぐに活発になったオーロラです。 過去の観測記録を見ると、 昭和基地の撮影は10月上旬まで続けられています。 こちらのオーロラ観望は、残り1ヶ月半の様です。 太陽風の変化は、440km/秒に速度が上がったくらいで、 頭打ちになっています。 磁場強度も既に5nTに下がっていて、これ以上の変化はなさそうです。 前周期のような、しっかりした高速風は来ませんでした。 磁場の南北成分は、やや南寄りの傾向が続いていて、 AE指数500nT前後の活動が度々発生しています。 掲載している動画は、その変化の最後の山の一部です。 注目していたコロナホールは、既に西の端に遠ざかっているので、 太陽風は次第に穏やかになるでしょう。 一方、昨日紹介したCMEの影響が明日くらいに到来するかもしれません。 太陽風の乱れが到来して磁場が強く南を向くと、 磁気圏の活動も高まるでしょう。 また、SDO衛星AIA193を見ると、 まん中の南半球側に小さいコロナホールが見えています。 3〜4日後くらいにある程度の影響がやって来るかもしれません。 太陽では、1836黒点群でC2.6の小規模フレアが発生しています。 目立った活動はこれだけで、全体としては穏やかな状態です。 ムルマンスク州中部キーロフスク市在住のジガーノフ氏の撮影によるオーロラ。 (c) 福島留美氏、ジガーノフ氏 9月1日の南極・昭和基地のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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