宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 8/30 17:38 更新 C8.3のフレアが発生しました。太陽風は低速ですが、高速風が近づいているかもしれません。 担当 篠原 昨日の朝、29日9時(世界時29日0時)頃から、 太陽の南半球側で、フィラメントの噴出が発生しています。 SDO衛星のAIA304の動画を見て下さい。 太陽を大きくまたぐ黒い筋が、 ゆっくりと噴き上がっています。 飛び出したガスは、 CMEとして太陽の南へ向かって噴出しています。 この噴出の様子では、地球への影響は小さそうです。 また、30日11時(世界時30日2時)に、 太陽の東側の1836黒点群で、 C8.3の小規模フレアが発生しています。 X線グラフが長時間変化するフレアで、 SOHO衛星のLASCO C3によると、 CMEも発生しています。 地球への影響もありそうですが、 続きの写真はどうなっているでしょうか。 太陽風は、350km/秒と低速になっています。 磁場強度は5nTと平均的な値で安定しています。 太陽風は今のところ穏やかですが、 高速風が近づいている可能性があります。 ACEのデータの最後で、 磁場強度が少し強まっていますが、 このまま強まれば、高速風の始まりになりそうです。 磁気圏の活動は静かです。 AE指数は、全く変化していません。 (c) SDO (NASA) フィラメントの噴出により、CMEが発生しています。 (c) SOHO (ESA & NASA) C8.3の小規模フレア。 (c) SDO (NASA) C8.3フレアに伴って発生したCME (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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