宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:12)
昨日、M3.3の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/19 --- ---
8/18 03:15 M3.3
8/17 22:26 C1.8

黒点  8/19 (NOAA)
磁場 フレア
1817 6 β ---
1818 7 βδ M3
1820 5 β ---
1822 2 β ---
1823 5 β ---
1824 9 βγ ---
1825 6 β ---
1826 1 α ---
1827 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:08 484 -0.7
-2 h 490 +0.3
-4 h 550 +0.9
-6 h 533 -0.7
-8 h 554 -2.0
-10 h 552 -0.7
-12 h 563 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
8/19 0.4 1x10^4
8/18 0.7 1x10^4
8/17 0.4 7x10^3
8/16 0.3 4x10^2
8/15 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 8/14 11:32 太陽の西端でCクラスフレアが続いています。明日くらいから高速風が到来するかもしれません。
2013/ 8/15 07:59 太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風はやや高速になっています。
2013/ 8/16 11:17 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まっています。
2013/ 8/17 08:50 太陽風の速度は750km/秒に高まりました。高速風は続いています。
2013/ 8/18 17:04 太陽でM3.3の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がりながら高速状態は続いています。
最新のニュース

2013/ 8/19 11:12 更新
高速の太陽風は終わりつつあります。太陽も比較的穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、480km/秒と500km/秒台を割り、
やや高速の風に下がっています。

27日周期の図を見ると、8月15日に始まった今回の高速風は、
3日半くらいで終わりつつあります。
上の27日前のグラフの7月18〜20日の変化と比べると、
最高速度、期間ともに一回り大きくなっていました。

この後も、速度はゆっくりと下がっていくでしょう。
そして、太陽風は平均的な状態に戻りそうです。


太陽風の磁場強度は、3nTに弱まったままです。
南北成分は南北両方に振れていますが、振れ幅は小さく、
磁気圏への影響は比較的小規模です。
AE指数は、300〜500nTの小規模の変化が所々で起きています。

太陽風の変化が落ち着いてきたので、磁気圏も静かになっていくでしょう。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
周囲よりも薄暗く見えるコロナホールが、
太陽の中心部に縦長に広がっています。
ここは速度の高い太陽風の吹き出し口です。

特に変化のある領域ではありませんが、
拡大写真による動画でこの1日間の様子を見てください。
太陽風が外へ向かって吹き出しているため、
コロナが薄くなって、穴が空いたように見えているのです。

2〜3日経つと、ここからの影響が地球に達して、
太陽風の速度は再び高くなる可能性があります。


太陽は、黒点群が増えて、
可視光写真はにぎやかになっています。

フレアは目立ったものはなく、比較的穏やかです。
東端から現れた新しい黒点群で小さいフレアが続いているようです。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高い状態が続いています。
太陽風が落ち着くと、減少はとてもゆっくり進みます。



太陽の中心に見えるコロナホール。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。