宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 8/18 17:04 更新 太陽でM3.3の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がりながら高速状態は続いています。 担当 篠原 1818黒点群でMクラスの中規模フレアが発生しました。 18日3時(世界時17日18時)にM3.3と、 18日4時(世界時17日19時)にM1.4です。 X線グラフでは、2つのフレアの山は重なるように起きています。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131カメラによる動画で紹介します。 最初に明るい輝きが一瞬起きて、 その後、広い範囲を巻き込むような輝きになっています。 その様子が、GOES衛星のX線データに現れているのでしょう。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も起きています。 SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を見て下さい。 太陽から南西方向(右下)に濃くガスが噴き出しています。 しかし、太陽全体を包むように薄く広がっているガスもある様です。 このため、太陽風の乱れは地球方向にも向かっているかもしれません。 地球まで3日程度と考えて、 20日の夜から21日にかけて注目してください。 太陽風は、700km/秒の高速風が来ていましたが、 昨日のニュース以降ゆっくりと下がって、 現在は570km/秒となっています。 高速風は続いていますが、特に速い風ではなくなっています。 磁場強度は3nTに下がっています。 南北成分は、南寄りだったり北寄りだったりしていますが、 振れ幅は小さくなっています。 磁気圏の活動も小規模になっていて、 AE指数は300〜400nTの変化が時々見られる程度です。 SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは西にだいぶ去り、 高速風は後半に入っている様です。 速度はこのまま更に下がっていくと思われますが、 一方、AIA193の太陽の中心には、別のコロナホールが見えています。 この影響が3日後くらいに地球にやってくるかもしれません。 CMEの影響とタイミングが近いので、 混じってしまってよく分からなくなるかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 青線のGOES-15が10,000と高いレベルに達しています。 引き続き増加に注意してください。 SDO衛星AIA131による、1818黒点群で発生したM3.3のフレア。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) Mフレアに伴って発生したCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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