宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:17)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/16 07:09 C2.9
02:46 C2.1
8/15 07:42 C1.6
02:45 C1.5
01:50 C3.6
8/14 09:22 C5.0
06:29 C4.4
03:42 C4.6
01:39 C1.8

黒点  8/16 (NOAA)
磁場 フレア
1817 22 βγδ C4
1818 15 β C2
1819 6 β ---
1820 7 β ---
1821 3 β ---
1822 5 β ---
1823 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 601 -3.0
-2 h 575 -2.1
-4 h 578 -1.4
-6 h 592 +2.6
-8 h 542 +6.4
-10 h 516 -1.9
-12 h 522 +2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -20 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
8/16 0.3 2x10^2
8/15 0.3 3x10^2
8/14 0.3 6x10^2
8/13 0.3 2x10^3
8/12 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 8/11 07:32 太陽風は400km/秒近くに下がっています。太陽は穏やかです。
2013/ 8/12 13:07 1817黒点群が大きく発達しています。Cクラスのフレアも続いています。
2013/ 8/13 11:05 1817黒点群でM1.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2013/ 8/14 11:32 太陽の西端でCクラスフレアが続いています。明日くらいから高速風が到来するかもしれません。
2013/ 8/15 07:59 太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風はやや高速になっています。
最新のニュース

2013/ 8/16 11:17 更新
太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

太陽風の速度が600km/秒に上昇して、
前周期と同程度の高速太陽風がやって来ました。

昨日の夕方、15日17時(世界時15日8時)頃から、
太陽風の磁場強度は10nTに強まりました。
コロナホールによる本格的な高速風の到来はここからだった様です。
その後、速度も上昇を始め、
8時間ほどかけて500km/秒から600km/秒へ上がっています。

磁気圏活動への影響を決める太陽風磁場の南北成分は、
全体としては北を向いたり南を向いたり、
ゆっくりと変化しています。
そのため、南を向いたときに磁気圏の活動が強まり、
AE指数のグラフを見ると、700〜800nTの中規模の変化が、
数時間おきに繰り返し発生しています。

その最後の山(世界時16日1時頃)のオーロラの様子を、
昭和基地の全天カメラで紹介します。
最初は雲の方が目立っていますが、
やがてオーロラの明るい光が優勢になり、空を飾っています。


SDO衛星AIA193を見ると、
コロナホールは、左端が太陽の中心線に達した頃です。
この部分から飛び出している速度の高い太陽風が、
これから地球までやってくると考えると、
更に3〜4日程度速度の高い太陽風が続く可能性があります。

一方、27日周期の図を見ると、前周期の高速風は、
始まって2日ほどで終わっています。
こちらと同じ様に、短期間の変化になるかもしれません。


太陽は、1818黒点群と1817黒点群で、
C1〜2の小規模フレアが3回起きている程度で、
それほど活発ではありません。

また、東側から新しい黒点が姿を現しています。

昨日紹介したフィラメント噴出によるCMEの様子を、
SOHO衛星の動画で紹介します。
太陽から右下に向かってガスの塊が噴き上がっています。
横に向かっているので、地球への影響はないでしょう。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時8月16日1時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


昨日のフィラメント噴出によるCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。