宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 8/16 11:17 更新 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度が600km/秒に上昇して、 前周期と同程度の高速太陽風がやって来ました。 昨日の夕方、15日17時(世界時15日8時)頃から、 太陽風の磁場強度は10nTに強まりました。 コロナホールによる本格的な高速風の到来はここからだった様です。 その後、速度も上昇を始め、 8時間ほどかけて500km/秒から600km/秒へ上がっています。 磁気圏活動への影響を決める太陽風磁場の南北成分は、 全体としては北を向いたり南を向いたり、 ゆっくりと変化しています。 そのため、南を向いたときに磁気圏の活動が強まり、 AE指数のグラフを見ると、700〜800nTの中規模の変化が、 数時間おきに繰り返し発生しています。 その最後の山(世界時16日1時頃)のオーロラの様子を、 昭和基地の全天カメラで紹介します。 最初は雲の方が目立っていますが、 やがてオーロラの明るい光が優勢になり、空を飾っています。 SDO衛星AIA193を見ると、 コロナホールは、左端が太陽の中心線に達した頃です。 この部分から飛び出している速度の高い太陽風が、 これから地球までやってくると考えると、 更に3〜4日程度速度の高い太陽風が続く可能性があります。 一方、27日周期の図を見ると、前周期の高速風は、 始まって2日ほどで終わっています。 こちらと同じ様に、短期間の変化になるかもしれません。 太陽は、1818黒点群と1817黒点群で、 C1〜2の小規模フレアが3回起きている程度で、 それほど活発ではありません。 また、東側から新しい黒点が姿を現しています。 昨日紹介したフィラメント噴出によるCMEの様子を、 SOHO衛星の動画で紹介します。 太陽から右下に向かってガスの塊が噴き上がっています。 横に向かっているので、地球への影響はないでしょう。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 昨日のフィラメント噴出によるCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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