宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 8/14 11:32 更新 太陽の西端でCクラスフレアが続いています。明日くらいから高速風が到来するかもしれません。 担当 篠原 太陽の南半球の中央に並んだ3つの黒点群が大きく目立っています。 SDO衛星による拡大写真を掲載します。 左側にある大きい黒点は1818黒点群、 中央の小さい黒点の集まりは1819群、 そして、右側でやや大きい黒点がずらっと並んでいるのは1817群です。 昨日のM1.5に続いてフレアも増えるのではないかと思ったのですが、 今日のX線グラフで後半に多発しているCクラスフレアのほとんどは、 西の端に没した1809黒点群で起きています。 太陽の向こう側に回ってから、活動度が上がった様です。 それでも、1817、1818群の規模は大きいので、 引き続きフレアの発生に注目してください。 太陽風は、昨夜から少しずつ速度が上がり、 420km/秒ほどに上がっています。 低速風を抜けて、平均的な状態に上がったくらいです。 太陽風磁場は、速度が上がった頃から南寄りの傾向になり、 磁気圏の活動もやや高まっています。 AE指数は500nTに達する程度の、中規模の変化が観測されています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球側のコロナホール(薄暗い領域)は、 広い部分が太陽の中心線に達しています。 また、27日周期の図を見ると、 ちょうど27日前の7月18日から太陽風速度の上昇が始まっています。 このため、明日くらいから高速風が到来するかもしれません。 前回は600km/秒を超える速度に上がっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |