宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:05)
昨日、M1.5の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/13 --- ---
8/12 19:21 M1.5
06:45 C8.4
06:16 C6.7
04:26 C2.1
8/11 23:17 C2.0
10:26 C1.4
08:41 C1.4

黒点  8/13 (NOAA)
磁場 フレア
1809 1 α ---
1814 1 α ---
1817 23 βγδ M2
1818 8 βγ ---
1819 2 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 355 +2.3
-2 h 339 +0.2
-4 h 351 -2.7
-6 h 354 -4.2
-8 h 335 -0.4
-10 h 328 -3.3
-12 h 321 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
8/13 0.3 2x10^3
8/12 0.3 1x10^3
8/11 0.4 3x10^3
8/10 0.3 4x10^3
8/ 9 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 8/ 8 11:15 太陽の活動は穏やかです。太陽風は400km/秒台と平均的な状態が続いています。
2013/ 8/ 9 11:43 太陽風は低速風に変わっています。太陽の活動も穏やかです。
2013/ 8/10 10:00 太陽風の速度がやや高速に上がっています。C2.0の小規模フレアが発生しました。
2013/ 8/11 07:32 太陽風は400km/秒近くに下がっています。太陽は穏やかです。
2013/ 8/12 13:07 1817黒点群が大きく発達しています。Cクラスのフレアも続いています。
最新のニュース

2013/ 8/13 11:05 更新
1817黒点群でM1.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。

担当 篠原

昨夜、12日19時半(世界時12日10時半)に、
昨日のニュースでも注目していた1817黒点群で、
M1.5の中規模フレアが発生しました。

Mクラスのフレアは、7月3日に発生したM1.5以来、
40日ぶりとなり、久しぶりという印象です。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

また、このフレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2と、
太陽を右の向こう側から観測しているSTEREO Ahead衛星COR2
による動画を掲載します。

STEREO Aheadの写真では、
ガスは南寄りに下がるように噴き出しています。
このため、地球への影響は小さくなりそうです。

太陽では、1817黒点群とともに、
1818黒点群の発達も目立っています。
この後も、フレアの発生に注目して下さい。


太陽風は、昨夜、12日23時(世界時12日14時)頃から、
磁場の南北成分が南向きに振れる傾向が現れています。
27日周期の図を見ると、セクターが切り替わっていて、
これに関係した変化かもしれません。

また、速度は350km/秒と低速の風に変わっています。

磁場が南寄りになったため、磁気圏の活動が少し強まり、
AE指数では500nTに達する変化も発生しています。

ACEの図の最後では、磁場強度は7nTへもう少し強まっています。
この後も南寄りの傾向が続くと、オーロラの活動も続くでしょう。




1817黒点群で発生した、M1.5の中規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3カメラと、STEREO Behind COR2カメラによるCMEの噴出の様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。