宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 8/ 9 11:43 更新 太陽風は低速風に変わっています。太陽の活動も穏やかです。 担当 篠原 宇宙天気の話題ではありませんが、 ATEREO Ahead衛星のHI1カメラで、 地球に水星が接近し、離れていく様子を見ることができました。 7月19日から約20日間の動きを動画でご覧下さい。 動画の最初に通り過ぎていく雲の様なものは天の川です。 写真のやや左で静止しているのが地球です。 そこに右下から水星が近づき、 曲がりながら地球をかすめて通り過ぎています。 もちろん、本当に水星が地球に近づいているわけではなく、 衛星から見てふたつが重なって見えただけです。 その様子を2枚目の図で見ることができます。 右上の赤丸が撮影したSTEREO Ahead衛星です。 ここから水星(Mercury)と地球(Earth)は左下に一直線に並んでいます。 現在の宇宙天気ですが、 太陽風の速度は、昨日は400km/秒程度ありましたが、 今日に入った頃から低下を始め、 現在は360km/秒と低速の風になっています。 磁場強度も、昨日は4nTでしたが今朝になって一段下がり、 2nTとだいぶ弱くなっています。 27日周期の図を参考にすると、 太陽風磁場のセクターの切り替わりが来ているのかもしれません。 もうしばらく様子を見る必要があります。 磁気圏は静穏です。 AE指数はほとんど変化がありません。 太陽風が弱まってきて、今後も静かな状態が続きそうです。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られません。 太陽風、磁気圏の穏やかな状態はしばらく続きそうです。 太陽の活動も静かです。 X線のグラフは、Bクラスの小さな変化が起きている程度です。 黒点も群数は多いのですが、どれも小さい黒点ばかりです。 放射線帯の高エネルギー電子は、現在も高い状態が続いています。 こちらの減衰はゆっくりと進みます。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星(A)と、地球(Earth)、水星(Mercury)の位置関係。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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