宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 8/10 10:00 更新 太陽風の速度がやや高速に上がっています。C2.0の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風は、低速状態からやや高速の風に変わっています。 昨日の午後から、太陽風磁場がゆっくりと強まりはじめ、 夜には8nTくらいにやや高まっていました。 それに続いて速度も上がりはじめ、350km/秒の低速状態から、 現在は470km/秒とやや高速の風に変わっています。 磁場強度は少し下がって、現在は5nTと平均的な値に戻っています。 磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっています。 このため、磁気圏の活動はあまり高まっていないのですが、 世界時9日20時のAE指数に300nTくらいの小さい山が発生しています。 この時のオーロラの活動を、 南極の昭和基地の全天カメラが撮影しています。 弱い活動ですが動画をご覧ください。 前半では、より上空に輝いている赤い色のオーロラも良く見えています。 また、オーロラを横切るように天の川も見えています。 この空に見えている南の空の星たちを2枚目の写真で紹介します。 さそり座や南斗六星(いて座)は日本でも見えますが、 この写真では逆立ちしています。 太陽風の高まりがどのくらいまで続くのか注目されますが、 加えて、8日に発生したCMEの乱れも近づいていると思われます。 こちらの到来は明日か明後日くらいになると思いますが、 太陽風の変化に注目してください。 今回の太陽風の変化を受けて、 放射線帯の高エネルギー電子は、減少しています。 太陽では、今朝、10日5時(世界時9日20時)に、 C2.0の小規模フレアが東の端で発生しました。 Cクラスに達するフレアは、7月31日以来、10日ぶりです。 発生したところから新しく黒点が現れています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 昭和基地の全天カメラに見えている南の空の星たち。 (c) 国立極地研究所、加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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