宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 8/ 8 11:15 更新 太陽の活動は穏やかです。太陽風は400km/秒台と平均的な状態が続いています。 担当 篠原 太陽の南部の1810黒点群の付近で、 B6程度の小さいフレアが発生しています。 X線の変化はBクラスと小さいのですが、 SDO衛星AIA193で見ると、コロナが噴き上がって、 より規模の大きい変化に見えています。 SOHO衛星でも、弱いCMEが観測されています。 南側(下向き)を中心に広がっていますが、 地球にも多少影響が到来するかもしれません。 可能性としては4日後の12日頃でしょうか。 太陽では、1813群から1816群まで、一気に黒点群が4つ現れています。 しかし、どれも規模は小さく、 黒点群数が多い割にさみしい太陽面です。 X線の変化も、上記のBクラス程度で、 穏やかな状態です。 太陽風は、速度は430km/秒前後で安定しています。 27日前の前周期のように、400km/秒台がしばらく続くのかもしれません。 磁場強度は4nTと少し弱まっています。 南北成分は0nT付近にあり、磁気圏への影響は弱く、 AE指数の変化は小さいものになっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真には、コロナホールは特に見られず、 穏やかな太陽風はしばらく続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 増加は止まっていますが、10,000のレベルを保っています。 この後、ゆっくりと減少していくでしょう。 太陽の南側で発生したフレアの様子 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) フレアに伴って太陽の南に向かって噴出するCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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