宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 8/ 6 12:37 更新 太陽風の速度は480km/秒と少し下がっています。イギリス北端のオーロラ写真をどうぞ。 担当 篠原 カナダからいつもオーロラ写真を送って下さっている高坂雄一さんから、 昨日のオーロラの写真をいただきました。 ただし、今回の撮影地点はイギリス本土の最北端、Dunnet Headです。 岬の灯台の向こうの海の上にオーロラが輝いています。 地図で調べると、 この場所はオーロラ帯といわれる地域よりも少し南側にあります。 昨日の磁気圏活動の高まりによって、 この地域までオーロラが広がっていたのでしょうか。 高坂さんによると、2週間にわたって天気が悪く、 晴れを求めて300kmも走破してのオーロラ撮影だったそうです。 雰囲気のある美しい写真をありがとうございます。 オーロラの透明感のある輝きがとてもきれいです。 高坂さんの他の写真をSpaceweather.comで見ることができます。 昨日、500km/秒に高まっていた太陽風の速度は、 ニュース以降、550km/秒へもう一段上がりました。 そして、夕方頃から緩やかな低下に変わり、 現在は480km/秒とやや高速という速さです。 磁場強度は6nTへ下がっていて、だいたい平均的な値です。 南北成分は、南寄りの傾向は続いていますが、 振れ幅は小さくなっていて、-2〜-3nT程度です。 速度の低下と、磁場の振れ幅の弱まりによって、 磁気圏の活動も次第に規模が小さくなっています。 AE指数のグラフは、前半は700nT程度に変化していますが、 後半は500nTくらいに減少しています。 高速太陽風は弱まる傾向ですが、 このまますぐに終わってしまうのか、 27日周期の図の前周期(7月11〜13日)の様に もうしばらく続くのでしょうか。 太陽は、新しい黒点群の出現もなく穏やかです。 X線のグラフは、小さい変化が少し増えています。 (c) 高坂雄一氏 イギリスの最北端で、高坂雄一さんにより撮影された5日のオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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