宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 8/ 5 11:54 更新 高速の太陽風が到来しました。磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動度も高まっています。 担当 篠原 昨日の午後、4日14時(世界時4日5時)に、 太陽風の磁場強度が10nTに強まりました。 これに対応するように、 太陽風の速度も350km/秒にやや上がっていたのですが、 その後、5日1時(世界時4日16時)頃から、 速度は一段と上昇して、500km/秒と高速風に変わりました。 コロナホールの影響が、遅れて到来した様です。 SDO衛星AIA193を見ると、 コロナホールは太陽の北西(右上)の端ぎりぎりに見えています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まった頃から南寄りの傾向になり、 -10nTと強い南向きが6時間近く続いたりしています。 このため、磁気圏の活動度も活発化して、 AE指数のグラフの後半は、 500〜900nTの中規模の変化が続いています。 極域ではオーロラの活動も発生しているのではないでしょうか。 太陽風の磁場は、現在も10nT近くに強まったままです。 このため、高速風領域はまだ前半かもしれません。 もう一段速度が高まる可能性もあります 一方、太陽風磁場の南北成分は、現在は0nT付近に下がっています。 この状態が続くのか、再び南向きに強まるのか、 それによって磁気圏の活動度も変わります。 太陽は、静かな状態が続いています。 X線のグラフはBクラスの中で安定していて、 目立った変化はありません。 黒点は、4つの番号のついた群と、 その他に小さい黒点がいくつか見られますが、 活動度は高くない様です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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