宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:37)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 7 --- ---
8/ 6 --- ---
8/ 5 --- ---

黒点  8/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1806 1 α ---
1808 1 α ---
1809 11 β ---
1810 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:27 471 +2.0
-2 h 437 -0.6
-4 h 450 +0.2
-6 h 470 -1.6
-8 h 444 -0.0
-10 h 439 +0.1
-12 h 451 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -23 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -26 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -31 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
8/ 7 0.2 2x10^4
8/ 6 0.3 1x10^4
8/ 5 0.3 4x10^3
8/ 4 0.3 2x10^3
8/ 3 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 8/ 2 10:28 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。7月の黒点数は57でした。
2013/ 8/ 3 10:52 太陽風速度は300km/秒に下がり、磁気圏も静かです。
2013/ 8/ 4 12:01 300km/秒の低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2013/ 8/ 5 11:54 高速の太陽風が到来しました。磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動度も高まっています。
2013/ 8/ 6 12:37 太陽風の速度は480km/秒と少し下がっています。イギリス北端のオーロラ写真をどうぞ。
最新のニュース

2013/ 8/ 7 11:37 更新
太陽風は平均的な状態で、磁気圏も概ね静穏です。SDO衛星で部分日食が見えました。

担当 篠原

深夜、6日23時から7日1時(世界時6日14〜16時)にかけて、
SDO衛星で月が太陽の一部を隠す、部分日食が見えました。

SDO衛星は静止衛星軌道にあり、
地球の中心から42,000kmほど離れた位置にいます。
このため、地上からとは少し違う星の見え方になっています。

可視光による部分日食の写真と、
3種類のAIAカメラ(193、304、131)による動画を掲載します。
AIAカメラでは、太陽の周囲のコロナも見えているので、
太陽の外側の月の姿まで写っています。
なかなか印象的な写真です。



その太陽は、穏やかな状態が続いています。
X線グラフにBクラスの小さな変化がありますが、
太陽の南東(左下)の端で起きているものがあります。
ここに新しい黒点群が現れるかもしれません。


太陽風は、480km/秒から440km/秒へ速度が少し下がっています。
高速の状態は終わり、平均的な速度に下がってきました。

磁場強度は5nTと平均的です。
南北成分は0nTを挟んで小さく変化しています。
磁気圏の変動は小さくなっていて、
AE指数は300nTの小規模の変化が見られる程度です。

太陽風速度の高まりは終わりましたが、
27日前の前周期の変化を参考にすると、
このまま低速風にはならず、400km/秒台の風が続くかもしれません。


太陽風の変化を受けて、放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
青線のGOES15は10,000に達しています。
これから一段と大きく上昇することはないと思いますが、
しばらく高い状態が続く可能性があります。




SDO衛星から部分日食が見えました。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星から部分日食が見えました。AIA193、304、131による動画です。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。