宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 8/ 2 10:28 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。7月の黒点数は57でした。 担当 篠原 SIDCより、7月の太陽黒点相対数が発表されました。 それによると、7月の平均値は57.0でした。 1枚目の図で、1994年以降の変化を紹介します。 これを見ると、今月の黒点数は、先月とほぼ同じ値でした。 全体的には、2012年以降ゆっくりと下がる傾向が続いています。 太陽の黒点数はこのまま下がってしまうのでしょうか。 前回の第23期の2002年頃の様に、 2番目のピークがこれからやって来るのでしょうか。 引き続き、気長に注目してください。 その太陽は、昨日の写真で見えていた新しい群に、 1811群と番号が付きました。 黒点群は7個となかなかにぎわっていますが、 フレアの活動は弱く、 X線グラフは、Cクラスに届かない小さな変化が見られる程度です。 太陽風は、速度は350km/秒で概ね安定し、 低速の状態が続いています。 磁場強度は、5nTから2nTへ弱まっています。 磁場の南北成分も、-2nTと弱い南向きが続いていましたが、 強度が下がるとともに傾向が変わって、 現在は0nT付近になっています。 磁気圏の活動も静かな様で、 AE指数のグラフには目立った変化は見られません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球のコロナホールが北西(右上)の位置に達しています。 これから太陽風に影響が見られるかもしれません。 今のところ、磁場強度は弱まっていますが、 今後、次第に強まる様だと、速度の上昇も始まるかもしれません。 太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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