宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:16)
今日、C6.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/30 08:07 C6.3
01:38 C2.9
01:11 C1.8
7/29 04:54 C1.6
7/28 21:00 C3.2
14:52 C2.3

黒点  7/30 (NOAA)
磁場 フレア
1800 5 βγ C6
1801 1 α ---
1805 10 β C1
1806 10 β ---
1807 8 β ---
1808 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 384 -1.9
-2 h 397 +0.3
-4 h 392 +1.1
-6 h 410 +2.1
-8 h 403 +1.5
-10 h 409 +0.2
-12 h 412 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
7/30 0.3 3x10^3
7/29 0.3 1x10^3
7/28 0.3 2x10^3
7/27 0.3 8x10^2
7/26 0.3 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/25 11:30 太陽風は低速で安定し、磁気圏も静穏です。SOHO衛星のカメラに「かに座」が写っています。
2013/ 7/26 12:44 コロナホールの影響が始まり、太陽風の速度は500km/秒に上がっています。
2013/ 7/27 10:02 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏はやや活動的です。
2013/ 7/28 08:54 高速風は終わり、太陽風は420km/秒に下がっています。太陽は穏やかです。
2013/ 7/29 13:06 太陽風は40km/秒台と穏やかです。Cクラスのフレアが増えています。
最新のニュース

2013/ 7/30 12:16 更新
C6.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

今朝、30日8時(世界時29日23時)に、
太陽の西に沈みかけた1800黒点群で、
C6.3と少し大きい小規模フレアが発生しました。

その前に発生したC2.9とあわせて、SDO衛星による動画を掲載します。
青い写真のAIA131では、フレアの瞬間の明るい輝きがよく分かります。
赤い写真のAIA304は、
ループ状のプロミネンスの動きがとてもダイナミックで、
見応えがあります。

1800黒点群は活動度を高めている様ですが、
この後は太陽の向こう側に回るため、
地球からは見えなくなってしまいます。

残った太陽面には、1806、1807、1808と
新しい黒点群が次々に現れていて、にぎわっています。


太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。
磁場強度も5nTが続いています。

磁場の南北成分は、弱い振幅で南を向いたり、北を向いたり、
ゆっくりと変化しています。
磁気圏は概ね静穏で、
オーロラの活動度を示すAE指数は、
太陽風磁場が南を向いた時間帯に弱い変化が発生している程度です。


27日周期の図を参考にすると、
太陽風はこのまま穏やかに推移する可能性があります。

一方、昨日紹介したように、緯度はやや高いですが、
太陽の北半球にコロナホールが見えています。
3日後くらいから、この影響が太陽風に現れるかもしれません。



SDO衛星のAIA131、304カメラによる、C2.9、C6.3のフレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。