宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 7/25 11:30 更新 太陽風は低速で安定し、磁気圏も静穏です。SOHO衛星のカメラに「かに座」が写っています。 担当 篠原 CMEの観測に活躍しているSOHO衛星のLASCO C3カメラに、 かに座が姿を現しています。 説明付きの動画を掲載します。 今日の写真では、 太陽の左側に、かに座の甲羅のあたりの四角形が写っています。 その中心には、プレセペ星団という星の集まりも見えています。 かに座は、冬から春にかけて夜空に見える星座です。 夏を迎えて、夜とちょうど反対の太陽の方向にやって来たのです。 これからしばらく、LASCO C3の写真を右に進んで行く様子を楽しめます。 現在の太陽は、1800黒点群で C1.0、C1.8と小規模のフレアが発生した程度で、 活動は穏やかです。 太陽風の速度は、350km/秒から340km/秒へ、 小幅ですが一段と低下しています。 磁場強度も3〜4nTとやや弱まった状態が続いています。 SDO衛星AIA193では、 昨日紹介したコロナホールはさらに西に進んでいます。 ここからの影響が明日くらいに始まるでしょうか。 磁気圏も静穏です。 AE指数は目立った変化は発生していません。 LASCO C3カメラに写ったかに座の紹介は以前にも行いましたが、 いつだったか調べてみると、ちょうど2年前の同じ日、2011年7月25日でした。 考えることって毎年同じなんですね。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画作成 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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