宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 7/27 10:02 更新 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏はやや活動的です。 担当 篠原 高速になった太陽風は、26日15時(世界時26日6時)頃に 570km/秒くらいまで速度が上がりました。 そのまま今朝くらいまで550km/秒程度で安定し、 現在は少し下がって500km/秒に戻っています。 一方、10nTに強まっていた磁場強度は、 速度が上がり切る頃に5nTに下がり、 現在は4nTへもう少し下がっています。 高速太陽風の領域は、最高速度を通り過ぎ、 後半に入ろうとしている様です。 磁気圏では、小中規模の活動が続いています。 AE指数のグラフは、前半に500nTを超える変化が発生し、 中盤以降は200〜500nTと少し小さくなって変化が続いています。 太陽風は、速度も磁場強度も山を越えたようなので、 磁気圏も今後は弱い活動が続く程度でしょう。 SDO衛星AIA193のコロナ写真では、 太陽の中心付近にコロナホールはなく、 現在の高速風が通過した後は、 穏やかな状態になりそうです。 GOES衛星のX線グラフでは、 最後のところにC1〜2の小規模フレアが2回発生しています。 1つめは、太陽の南西(右下)の向こう側で起きた現象で、 2つめは、そのとなりの1800〜1805黒点群付近で発生しています。 同じGOES衛星によるX線カメラの動画をご覧ください。 太陽の活動はこの程度で、 全体としては比較的穏やかです。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |