宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/20 12:33 C2.1
7/19 04:50 C2.3
02:53 C2.3
7/18 --- ---

黒点  7/20 (NOAA)
磁場 フレア
1791 1 α ---
1793 17 βγ ---
1796 1 α ---
1797 2 β ---
1798 1 α ---
1799 1 α ---
1800 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 597 +0.6
-2 h 593 -0.6
-4 h 599 -1.5
-6 h 608 +0.4
-8 h 610 -1.5
-10 h 622 +0.7
-12 h 610 -2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -78 -/ -
-2 h -86 -/ -
-4 h -100 -/ -
-6 h -78 -/ -
-8 h -91 -/ -
-10 h -63 -/ -
-12 h -73 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
7/20 0.2 9x10^3
7/19 0.4 3x10^3
7/18 0.3 7x10^3
7/17 0.3 5x10^3
7/16 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/15 12:44 太陽風磁場の南向きが強まり、磁気圏活動も活発になりました。擾乱は終わりつつあります。
2013/ 7/16 12:25 太陽風磁場の南向きは終わり、磁気圏も静かになりました。飛行機から撮影されたオーロラをどうぞ。
2013/ 7/17 12:39 コロナホールによる太陽風の乱れが近づいています。
2013/ 7/18 14:52 太陽風は低速で穏やかです。コロナホールの影響はまだ到来していません。
2013/ 7/19 12:30 太陽風の速度が500km/秒台に上がりました。コロナホールの影響が始まった様です。
最新のニュース

2013/ 7/20 12:55 更新
600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的な状態です。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日の520km/秒からさらに高まって、
19日22時(世界時19日13時)頃に600km/秒に達し、
その後半日ほど600km/秒前後とかなり高い速度の風が続いています。

一方、磁場強度は、昨日のニュース以降は低下する傾向が続き、
現在は3nTと平均よりも弱い値まで下がっています。
このため、高速風は既に最高速度に達していると思われます。


磁気圏の活動は、激しくはありませんが、
AE指数で500nTを前後する規模の変動が続いています。

掲載のグラフではもう通り過ぎてしまいましたが、
世界時19日3〜4時頃の南極・昭和基地のオーロラ動画を掲載します。
前半は、美しい光の帯が写真を左から右へ流れて行き、
次第に周期的に点滅するオーロラが目立つようになって、
やがて朝を迎えます。


太陽風の磁場強度が下がってきたことから、
高速風は、もうしばらく現在の高い速度が続いた後、
次第に低下を始めて行くでしょう。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球のコロナホールの左端は、
ちょうど太陽の中央線を通過するところです。
この様子だと、もう3日程度高速風は続くかもしれません。
27日周期の図でも、前周期の高速風の終わりは6月26日で、
これは7月23日に相当します。


太陽は、ちょうど今、C2.1の小規模フレアが発生したところですが、
目立ったフレアはこの程度で、活動は静かです。



南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影された活発なオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。