宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/25 --- ---
7/24 --- ---
7/23 --- ---

黒点  7/25 (NOAA)
磁場 フレア
1251 1 α ---
1254 2 α ---
1259 3 β ---
1260 0 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:44 460 +0.4
-2 h 441 +1.7
-4 h 422 +3.5
-6 h 436 +0.9
-8 h 423 +0.1
-10 h 438 -0.7
-12 h 442 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -9 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
7/25 0.5 1x10^4
7/24 0.4 1x10^4
7/23 0.3 1x10^4
7/22 0.4 6x10^3
7/21 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/20 13:23 600km/秒台の高速太陽風が始まりました。オーロラの活動も強まっています。
2011/ 7/21 11:42 太陽風の速度は700km/秒に上がりました。昭和基地の美しいオーロラをどうぞ。
2011/ 7/22 10:03 660km/秒に少し下がりましたが、高速太陽風は続いています。オーロラの活動は弱まっています。
2011/ 7/23 10:56 高速太陽風は600km/秒を割りました。高速風は後半に入っています。
2011/ 7/24 12:32 高速太陽風は終わりつつあります。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2011/ 7/25 11:59 更新
太陽風の速度は400km/秒台前半に下がり、高速風は終わりました。

担当 篠原

SOHO衛星LASCO C3カメラの左側に、
かに座の中心部(甲羅のあたり)の四角形が見えています。
1枚目の写真で紹介します。
四角の中心に見える小さな星の集まりは、プレセペ星団です。


太陽風の速度は、昨夜のうちに400km/秒まで低下し、
高速の太陽風は終わりました。

と思ったところで、磁場強度が再び上昇を始めて8nTまで強まり、
速度も460km/秒に高まっています。
あまり目立たなかったのですが、SDO AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球の中央やや右側に小さなコロナホールがあります。
ここからの影響がやって来ているのかもしれません。

ただし、現時点で発生している太陽風の変化は、小規模なものです。
目立つほどに変化するのか、小さな乱れで終わるのか、
しばらく注目してください。


磁気圏のオーロラ活動は穏やかです。
AE指数は小さな変動が見られる程度です。

ACEのグラフを見ると、磁場強度が強まってきた図の後半では、
太陽風の磁場は北寄りに推移しています。
オーロラの活動が静かなのは、磁場の偏りの影響もあります。

逆に南向きに偏った場合は、中規模程度のオーロラ活動につながりそうです。


放射線帯高エネルギー電子は、増加は止まりましたが、
今日も10,000のレベルに達しています。


太陽のフレア活動も特にありません。
Bクラスの小さなフレアが発生していますが、太陽の東端で発生したようです。



SOHO LASCO C3の写真の左端に、かに座が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。