宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 7/25 11:59 更新 太陽風の速度は400km/秒台前半に下がり、高速風は終わりました。 担当 篠原 SOHO衛星LASCO C3カメラの左側に、 かに座の中心部(甲羅のあたり)の四角形が見えています。 1枚目の写真で紹介します。 四角の中心に見える小さな星の集まりは、プレセペ星団です。 太陽風の速度は、昨夜のうちに400km/秒まで低下し、 高速の太陽風は終わりました。 と思ったところで、磁場強度が再び上昇を始めて8nTまで強まり、 速度も460km/秒に高まっています。 あまり目立たなかったのですが、SDO AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 南半球の中央やや右側に小さなコロナホールがあります。 ここからの影響がやって来ているのかもしれません。 ただし、現時点で発生している太陽風の変化は、小規模なものです。 目立つほどに変化するのか、小さな乱れで終わるのか、 しばらく注目してください。 磁気圏のオーロラ活動は穏やかです。 AE指数は小さな変動が見られる程度です。 ACEのグラフを見ると、磁場強度が強まってきた図の後半では、 太陽風の磁場は北寄りに推移しています。 オーロラの活動が静かなのは、磁場の偏りの影響もあります。 逆に南向きに偏った場合は、中規模程度のオーロラ活動につながりそうです。 放射線帯高エネルギー電子は、増加は止まりましたが、 今日も10,000のレベルに達しています。 太陽のフレア活動も特にありません。 Bクラスの小さなフレアが発生していますが、太陽の東端で発生したようです。 SOHO LASCO C3の写真の左端に、かに座が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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