宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:30)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/19 04:50 C2.3
02:53 C2.3
7/18 --- ---
7/17 18:12 C1.6

黒点  7/19 (NOAA)
磁場 フレア
1791 10 β C1
1793 18 βγ ---
1796 6 β ---
1797 4 β ---
1798 2 β ---
1799 1 α ---
1800 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 527 -2.3
-2 h 500 -4.8
-4 h 542 +6.7
-6 h 530 +8.5
-8 h 510 +8.1
-10 h 498 -0.0
-12 h 498 +5.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -35 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
7/19 0.4 3x10^3
7/18 0.3 7x10^3
7/17 0.3 5x10^3
7/16 0.4 3x10^3
7/15 0.3 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/14 10:43 太陽風磁場が大きく強まりましたが、北向きに振れたため磁気圏への影響は限定的です。
2013/ 7/15 12:44 太陽風磁場の南向きが強まり、磁気圏活動も活発になりました。擾乱は終わりつつあります。
2013/ 7/16 12:25 太陽風磁場の南向きは終わり、磁気圏も静かになりました。飛行機から撮影されたオーロラをどうぞ。
2013/ 7/17 12:39 コロナホールによる太陽風の乱れが近づいています。
2013/ 7/18 14:52 太陽風は低速で穏やかです。コロナホールの影響はまだ到来していません。
最新のニュース

2013/ 7/19 12:30 更新
太陽風の速度が500km/秒台に上がりました。コロナホールの影響が始まった様です。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと上がり続け、
現在、500km/秒を少し超えたくらいの高速風になっています。
磁場強度も、昨日からもう一段上がって10nT前後で推移しています。

磁場強度は現在も強まったままなので、
太陽風の速度は、もう一段上昇する可能性があります。
27日周期の図で前周期の変化を見ると、
最高速度に達したのは6月23日で、
これは今回は明日、7月20日に相当します。

太陽風磁場の南北成分は、0nTをはさんで、
北向きや南向きに頻繁に振れています。
磁場強度が強まっているため、振れ幅も大きくなり、
南を向いた時の影響度は高まっています。

AE指数では、500nTから1000nTに達する変化も記録されています。
この後も、磁場が強まっている間は
磁気圏の活動がより活発になる可能性があります。


太陽は、南東の端から現れた新しい黒点たちに、
1798、1799、1800群番号などの番号が付けられています。

この中の一番左端の1800黒点群で、
C2.3フレアが2回発生しています。
その様子を、GOES衛星のX線写真で紹介します。

このフレアに伴って、CMEも噴き出しています。
SOHO衛星LASCOカメラによる動画をご覧ください。

地球からは横方向に噴きだしているので、影響はありません。
ただし、黒点群はこれから太陽の中心に向かうので、
今後もフレアの活動が続く場合は、
次第に注意が必要になるでしょう。




GOES-15衛星のX線カメラによる、2回発生したC2.3フレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フレアに伴って太陽の東に向かって噴出したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。