宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:52)
昨日、C1.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/18 --- ---
7/17 18:12 C1.6
7/16 19:08 C1.9
10:00 C2.1

黒点  7/18 (NOAA)
磁場 フレア
1791 15 βγ C2
1793 11 βγ ---
1796 4 β ---
1797 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:47 379 -1.3
-2 h 363 +3.5
-4 h 360 +2.1
-6 h 361 +1.3
-8 h 361 +1.6
-10 h 362 +0.4
-12 h 353 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 3 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
7/18 0.3 7x10^3
7/17 0.3 5x10^3
7/16 0.4 3x10^3
7/15 0.3 8x10^3
7/14 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/13 09:02 太陽風の弱い擾乱が来ましたが、磁気圏は穏やかです。10日のカナダのオーロラをどうぞ。
2013/ 7/14 10:43 太陽風磁場が大きく強まりましたが、北向きに振れたため磁気圏への影響は限定的です。
2013/ 7/15 12:44 太陽風磁場の南向きが強まり、磁気圏活動も活発になりました。擾乱は終わりつつあります。
2013/ 7/16 12:25 太陽風磁場の南向きは終わり、磁気圏も静かになりました。飛行機から撮影されたオーロラをどうぞ。
2013/ 7/17 12:39 コロナホールによる太陽風の乱れが近づいています。
最新のニュース

2013/ 7/18 14:52 更新
太陽風は低速で穏やかです。コロナホールの影響はまだ到来していません。

担当 篠原

太陽は、C1に達する小さいフレアが発生している程度で、
活動は穏やかです。

可視光の写真を見ると、小さいものばかりですが、
南半球を東西に黒点群がずらりと並んでいます。
その部分を切り出して、磁場の写真と組み合わせたのが1枚目の写真です。

西側(右側)から、1796、1791、1797黒点群と番号付きの群が3つ並び、
その東(左)に、まだ番号のない黒点群が2つほど見えています。
この黒点たちは、太陽の南緯10度から20度にかけてきれいに並んでいます。

太陽の磁場分布の写真を下に並べています。
白いところは磁石のN極、黒いところはS極に相当します。
黒点は強い磁場を持っているので、黒点のある場所に注目すると、
白や黒の領域が集中しています。
また、左右の並びを見ると、黒点群の右に白、左に黒と並んでいます。
これは現在の活動周期の南半球側の特徴です。
北半球の白黒の並びは、反対になっています。


太陽風は、速度は350km/秒から380km/秒に少し上がっていますが、
低速のまま推移しています。
磁場強度は、昨日から5nT付近で安定していましたが、
今日に入った頃から7nTへ少しだけ上がっています。

しかし、どちらも変化としては小さく、
コロナホールの影響はまだ届いていないようです。

27日周期の図を見ると、前周期の今頃は既に速度も上がり始めています。
今回は到来が遅れているようです。


太陽風磁場の南北成分は、0nT付近からやや北寄りに振れています。
このため、磁気圏は静かで、
AE指数はほとんど変化していません。




太陽の南半球の黒点の並びを、可視光と磁場分布で比較する。磁場写真の白はN極、黒はS極。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。