宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:44)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/15 12:18 C2.8
01:51 C1.8
7/14 --- ---
7/13 07:28 C1.6
02:15 C3.5

黒点  7/15 (NOAA)
磁場 フレア
1787 1 α C2
1791 15 β C1
1792 5 β ---
1793 3 β ---
1794 2 β ---
1795 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 377 -4.9
-2 h 382 -5.4
-4 h 377 -8.1
-6 h 378 -9.9
-8 h 372 -9.4
-10 h 361 -8.6
-12 h 378 -8.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -79 -/ -
-2 h -84 -/ -
-4 h -85 -/ -
-6 h -77 -/ -
-8 h -69 -/ -
-10 h -63 -/ -
-12 h -56 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
7/15 0.3 8x10^3
7/14 0.4 3x10^4
7/13 0.2 7x10^4
7/12 0.3 3x10^4
7/11 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/10 12:12 太陽風磁場が強まり、南向きに振れています。磁気圏の活動もやや強まりそうです。
2013/ 7/11 12:12 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏活動も高まりました。太陽風の変化は終わりつつあります。
2013/ 7/12 12:03 太陽風磁場の南向きは続き、磁気圏の活動も高まっていました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2013/ 7/13 09:02 太陽風の弱い擾乱が来ましたが、磁気圏は穏やかです。10日のカナダのオーロラをどうぞ。
2013/ 7/14 10:43 太陽風磁場が大きく強まりましたが、北向きに振れたため磁気圏への影響は限定的です。
最新のニュース

2013/ 7/15 12:44 更新
太陽風磁場の南向きが強まり、磁気圏活動も活発になりました。擾乱は終わりつつあります。

担当 篠原

昨日のニュースで注目していた様に、
昨日の午後、14日16時(世界時14日7時)頃から、
太陽風磁場の南北成分は大きく南向きに振れ、
磁気圏の活動度が高まりました。
太陽風に流されてきた磁場の変化の後半がやって来た様です。

太陽風の磁場強度は、
昨日のニュース以降も10nTを超えるレベルで推移しました。
南北成分は、最初に-7nT程度に南向きに振れて、
その後-10nTにまで強まっています。

この強い南向き磁場の影響で、磁気圏の活動度が高まり、
昨日は静かだったAE指数のグラフは、
今日のグラフの中盤から1000〜1500nTに達する
激しい変化を記録しています。

このグラフの最後の頃の大きな山である、
世界時15日1時のオーロラの様子を、
南極の昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。
10秒間隔の写真なので、
オーロラの動きはより細かく撮影されています。

緑色の光の乱舞が見事です。
その上空には赤いオーロラの帯もよく見えています。


この間、太陽風の速度は400km/秒から380km/秒と
平均的な値で安定していました。

磁場強度も、今朝から強度が一段下がって、
現在は5nTと通常の値です。
南北成分の南向きは続いていますが、
磁気圏活動の規模は小さくなって行くでしょう。


太陽は、東の端から新しい黒点が現われています。
ちょうど今、C2のフレアが発生した程度で、活動は穏やかです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
磁気圏の活動の強まりの影響で減少しています。
明日以降、どのくらいのレベルで安定するでしょうか。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時7月15日1時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。