宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:43)
昨日、C3.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/14 --- ---
7/13 07:28 C1.6
02:15 C3.5
7/12 02:44 C2.6

黒点  7/14 (NOAA)
磁場 フレア
1785 6 βγ C4
1787 10 βγ C2
1791 7 β C1
1792 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 416 -3.1
-2 h 415 -4.1
-4 h 423 -2.3
-6 h 420 -0.7
-8 h 425 +2.9
-10 h 422 +8.8
-12 h 430 +14.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -49 -/ -
-2 h -46 -/ -
-4 h -45 -/ -
-6 h -40 -/ -
-8 h -38 -/ -
-10 h -34 -/ -
-12 h -34 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
7/14 0.2 3x10^4
7/13 0.2 7x10^4
7/12 0.3 3x10^4
7/11 0.3 2x10^4
7/10 0.3 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/ 9 12:27 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は低速で磁気圏も穏やかです。
2013/ 7/10 12:12 太陽風磁場が強まり、南向きに振れています。磁気圏の活動もやや強まりそうです。
2013/ 7/11 12:12 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏活動も高まりました。太陽風の変化は終わりつつあります。
2013/ 7/12 12:03 太陽風磁場の南向きは続き、磁気圏の活動も高まっていました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2013/ 7/13 09:02 太陽風の弱い擾乱が来ましたが、磁気圏は穏やかです。10日のカナダのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/ 7/14 10:43 更新
太陽風磁場が大きく強まりましたが、北向きに振れたため磁気圏への影響は限定的です。

担当 篠原

昨日のニュースでお知らせした太陽風磁場の強まりは、
その後更に強まって、
13日13時(世界時13日22時)には17nTまで高まりました。

その後はゆっくりと低下して、現在は10nTにまで下がりましたが、
依然、通常よりも大きく強まった状態です。

注目していた磁場の南北成分は、
磁場が強まる時間帯は、北向きに振れました。
最高で+15nTくらいにまで高まっています。
その後、磁場強度が弱まり始めると、0nT付近に下がり、
以降は、-3〜-5nTと特に大きくはありませんが、南向きに変わっています。

このため、磁気圏の活動は、
AE指数のグラフを見ると、磁場が北向きだった前半は静かで、
南向きに変わった後半はやや活動的に変わっています。

前半の強い北向きが、反対の南向きだったら、
激しい磁気圏の擾乱が発生していたでしょう。
オーロラ観望としては、ちょっと残念な結果でした。

それでも、後半の活動的な時間帯に、
南極の昭和基地できれいなオーロラが撮影されています。
その様子を動画で紹介します。
オーロラの明るい光の帯や、大きな光の波が、
次々に写真の左から右に(空の上では東から西に)向かって流れていきます。
その様子に注目して下さい。


太陽風の速度は、480km/秒から420km/秒へ下がり、
一足先に通常の状態に戻っています。
磁場の乱れも、今日いっぱいくらいで終わるのではないでしょうか。


太陽は、1785黒点群は西に沈んでしまい、
現在目立っているのは、南東の1791黒点群です。

フレアの活動は、この1791群でC1が1回発生した程度で、
落ち着いています。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりは下がりましたが、
現在もGOES15(青線)が10,000を超える高い状態です。




南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時7月13日23時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。