宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 7/14 10:43 更新 太陽風磁場が大きく強まりましたが、北向きに振れたため磁気圏への影響は限定的です。 担当 篠原 昨日のニュースでお知らせした太陽風磁場の強まりは、 その後更に強まって、 13日13時(世界時13日22時)には17nTまで高まりました。 その後はゆっくりと低下して、現在は10nTにまで下がりましたが、 依然、通常よりも大きく強まった状態です。 注目していた磁場の南北成分は、 磁場が強まる時間帯は、北向きに振れました。 最高で+15nTくらいにまで高まっています。 その後、磁場強度が弱まり始めると、0nT付近に下がり、 以降は、-3〜-5nTと特に大きくはありませんが、南向きに変わっています。 このため、磁気圏の活動は、 AE指数のグラフを見ると、磁場が北向きだった前半は静かで、 南向きに変わった後半はやや活動的に変わっています。 前半の強い北向きが、反対の南向きだったら、 激しい磁気圏の擾乱が発生していたでしょう。 オーロラ観望としては、ちょっと残念な結果でした。 それでも、後半の活動的な時間帯に、 南極の昭和基地できれいなオーロラが撮影されています。 その様子を動画で紹介します。 オーロラの明るい光の帯や、大きな光の波が、 次々に写真の左から右に(空の上では東から西に)向かって流れていきます。 その様子に注目して下さい。 太陽風の速度は、480km/秒から420km/秒へ下がり、 一足先に通常の状態に戻っています。 磁場の乱れも、今日いっぱいくらいで終わるのではないでしょうか。 太陽は、1785黒点群は西に沈んでしまい、 現在目立っているのは、南東の1791黒点群です。 フレアの活動は、この1791群でC1が1回発生した程度で、 落ち着いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりは下がりましたが、 現在もGOES15(青線)が10,000を超える高い状態です。 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時7月13日23時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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