宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 7/13 09:02 更新 太陽風の弱い擾乱が来ましたが、磁気圏は穏やかです。10日のカナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日は、南半球のニュージーランドのオーロラを紹介しましたが、 続いて、北半球のカナダ南西部ブリティッシュコロンビア州で 7月10日に撮影されたオーロラの写真を 高坂雄一さんよりお送りいただきました。 ここも、普段オーロラが見える地域よりも緯度が低く、 今回の様にオーロラ活動が激しくなると、 オーロラの地域が広がって見えるようになる場所です。 南と北で同じ様にオーロラが広がっていたことが分かります。 サイズの大きい写真をいただいたので、そのまま掲載します。 画面いっぱいになってしまうかもしれませんが、迫力をお楽しみ下さい。 1枚目は山の向こうに、緑と赤の二層になったオーロラが写っています。 昨日のニュージーランドの撮影地よりも、 オーロラがより近くに迫っていたということかもしれません。 2枚目の写真も、木立の背景がぼんやりと輝いていて、 実際に見に行きたくなる光景です。 とても美しく、興味深い写真をありがとうございます。 Youtubeに動画も公開されているので、どうぞご覧ください。 昨日のニュースの頃も続いていた太陽風磁場の南向きは、 その後、ゆっくりと弱まっていきました。 そして、13日2時(世界時12日17時)に、 太陽風の次の乱れが到来したようです。 太陽風の磁場強度が再び10nTに強まり、 速度は400km/秒からゆっくりと500km/秒へ高まっています。 しかし、磁場の南北成分は現在は0nTをはさんで南北に振れていて、 磁気圏に大きく影響する強い南向きは発生していません。 AE指数も、今のところは特に変化が強まることもなく、 比較的穏やかに推移しています。 しかし、磁場強度は高まった状態なので、 今後南北成分に変化が見られるかもしれないので、 引き続き注目してください。 太陽は、西に沈みつつある1785黒点群で、 C3.5の小規模フレアが発生してます。 この他に目立った活動は見られません。 放射線帯の高エネルギー電子は更に高まり、 赤線のGOES13も10,000を超えました。 青線のGOES15は、10万のレベルに近付いています。 カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州で7月10日に撮影されたオーロラ (c) 高坂雄一氏 カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州で7月10日に撮影されたオーロラ (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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