宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/11 08:48 C2.0
7/10 15:18 C5.0
7/ 9 22:25 C2.3
16:15 C2.0
11:37 C2.8
07:12 C4.5

黒点  7/11 (NOAA)
磁場 フレア
1785 39 βγδ C5
1787 17 βγ C5

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 425 -4.6
-2 h 439 -4.0
-4 h 434 -5.3
-6 h 453 -6.5
-8 h 467 -7.2
-10 h 448 -7.3
-12 h 417 -7.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -71 -/ -
-2 h -75 -/ -
-4 h -77 -/ -
-6 h -75 -/ -
-8 h -71 -/ -
-10 h -74 -/ -
-12 h -69 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
7/11 0.3 2x10^4
7/10 0.3 7x10^2
7/ 9 0.3 6x10^2
7/ 8 0.3 5x10^2
7/ 7 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
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AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/ 6 12:58 太陽風磁場が南向きに強まっています。磁気圏の活動も活発になっています。
2013/ 7/ 7 09:25 太陽風磁場の強い南向きが続き、活発な磁気圏活動が続きました。
2013/ 7/ 8 10:42 太陽風磁場の乱れは終わり、磁気圏は静穏です。太陽でCクラスのフレアが続いています。
2013/ 7/ 9 12:27 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は低速で磁気圏も穏やかです。
2013/ 7/10 12:12 太陽風磁場が強まり、南向きに振れています。磁気圏の活動もやや強まりそうです。
最新のニュース

2013/ 7/11 12:12 更新
太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏活動も高まりました。太陽風の変化は終わりつつあります。

担当 篠原

昨日のニュース以降も、太陽風磁場の南北成分は
-10nT程度の強い南向きが続きました。
そして、今日の未明、11日2時(世界時10日17時)頃から、
10nTを超えていた磁場強度とともに弱まり始め、
半日ほど経った現在、磁場強度は6nT、南北成分は-5nTと、
南向きは続いていますが、通常の磁場の強さに戻っています。

一方、太陽風の速度は、昨日のニュースの後に、
400km/秒台に上がり、さらに470km/秒くらいまで高まりました。
現在は少し下がって、420km/秒です。
こちらも現在は平均的な状態です。


太陽風磁場が大きく南に振れたため、
磁気圏の活動も活発になっていました。
AE指数はほとんどの時間帯で1000nTに達する変動が発生しています。

そのオーロラの様子として、昭和基地の全天カメラの動画を掲載します。
この後、昭和基地は曇ってしまい、
雲越しにオーロラの輝きが見えていました。

また、Dst指数の速報値は、-50nTくらい減少しています。
弱い磁気嵐になっています。


太陽風の乱れは、このあたりで落ち着きそうです。
この後は、磁場、速度ともに穏やかになっていくと思います。


今回の太陽風の乱れを受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が大きく増加しています。
青線のGOES15は、既に10,000のレベルに達しています。
今後、赤線のGOES13も高まって行くと思われます。


太陽では、1785、1787黒点群の縮小傾向が続いています。
今日の黒点の拡大写真は、また一段寂しくなっています。

フレアは、1787黒点群でC4.9と、
1785黒点群でC2.0が発生しています。



南極の昭和基地で、世界時10日17時に観測されたオーロラ。空は次第に曇って行きます。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数の速報値は、-50nT程度減少しています。
(c) 京都大学WDC


1785、1787黒点群は縮小しています。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。