宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 7/ 8 10:42 更新 太陽風磁場の乱れは終わり、磁気圏は静穏です。太陽でCクラスのフレアが続いています。 担当 篠原 太陽風の磁場強度は、8日0時(世界時7日15時)頃に、 通常レベルの5nTに下がり、 5日に始まった太陽風磁場の強まりは、 およそ2日続いて終わりました。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日のニュースの直後に北向きに変わりました。 このため、磁気圏の擾乱も終わり、 その後のAE指数のグラフはとても静かになっています。 一日遅れになりますが、昨日は動画を掲載できなかったので、 7日1時(世界時6日16時)の昭和基地の全天カメラの動画を掲載します。 10秒間隔の撮影なので、オーロラの動きがよりなめらかに写っています。 緑色の輝きの上に、赤いオーロラが常に現れていてとても印象的です。 Dst指数の速報値によると、今回の太陽風の乱れによって、 Dst指数は-80nTまで下がりました(擾乱が強まりました)。 中規模くらいの磁気嵐が発生していた様です。 現在の太陽風は、速度は300km/秒とさらに遅くなり、 磁場強度も平均的な強さで、とても穏やかな風になっています。 SDO衛星AIA193の写真では、コロナホールも見られず、 太陽で突発性の擾乱が発生しなければ、 穏やかな状態はしばらく続きそうです。 その太陽では、1785、1787黒点群が太陽の中心部に進み、 大きな姿を見せています。 フレアの活動は、7日10時(世界時7日1時)にC6.1と、 その他に、C1のフレアが5回。 そして、ちょうど今、 8日10時半(世界時8日1時半)にC9.7のフレアが発生しました。 激しいというほどではありません。フレアの活動は続いています。 黒点群は大きい姿を保っているので、 引き続き注目して下さい。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影された活発なオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数の速報値は、-80nTまで減少しました。 (c) 京都大学WDC 太陽の中央部に進んだ、1785、1787黒点群 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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