宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:51)
今日、C8.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 4 10:52 C3.0
09:04 C8.9
04:59 C6.0
01:26 C1.6
7/ 3 20:52 C2.6
16:00 M1.5
12:26 C5.4
08:45 C7.2
02:45 C7.1
7/ 2 00:10 C1.8

黒点  7/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1780 1 α C5
1781 5 β ---
1784 4 β ---
1785 20 βγ C7
1786 1 α ---
1787 3 β C7

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 353 +1.2
-2 h 360 +1.5
-4 h 372 -1.5
-6 h 364 +1.5
-8 h 366 -0.4
-10 h 368 -1.6
-12 h 365 -2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -16 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^3
7/ 4 0.2 1x10^4
7/ 3 0.4 8x10^3
7/ 2 0.3 2x10^4
7/ 1 0.3 9x10^3
6/30 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/29 10:59 太陽風の磁場が大きく南向きに振れ、磁気圏の擾乱が大きくなっています。
2013/ 6/30 10:37 太陽風磁場の強い南向きは終わりました。その後、速度が少し上がっています。
2013/ 7/ 1 11:32 太陽風の速度が500km/秒台に上がっています。C1〜2の小さいフレアが続いています。
2013/ 7/ 2 12:20 ニュージーランドのオーロラ写真をご覧ください。6月の黒点数は53でした。
2013/ 7/ 3 12:01 C7の小規模フレアが2回発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。
最新のニュース

2013/ 7/ 4 11:51 更新
太陽の活動が高まり、M1.5やCクラスフレアが多く発生しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽のフレアの活動が活発になってきました。
GOES衛星のX線グラフは、
Cクラスを超える変化が頻繁に起きるようになっています。

同じGOES衛星のX線カメラの1日の動画を掲載します。
太陽の左端と右端にとても明るい領域があり、
それぞれで何度もフレアの閃光が発生しています。
左端は、次に拡大写真を掲載している1785、1787黒点群です。
右端は、昨日まで見えていた1780黒点群の領域です。

規模の大きいフレアとしては、
昨日のニュースの直後、3日12時半(世界時3日3時半)に、
1780黒点群で発生したC5.4、
3日16時(世界時3日7時)に、
東端に現れたばかりの1785黒点群で起きたと思われるM1.5、
今朝、4日5時(世界時3日20時)にも1785黒点群でC6.0と、
続く4日9時(世界時4日0時)にC8.9
などがあり、この他にC1〜2の変化が10回近く発生しています。

今後も、1785、1787黒点群の活動に注目して下さい。


太陽風は、もう一段速度が下がり、350km/秒と低速状態になっています。
前周期は400km/秒台に留まっている時間帯が多かったのですが、
今回のこの領域は低速風になっているのでしょうか。

太陽風の磁場強度は4〜5nTと平均的な状態です。
南北成分の振れも小さく、磁気圏は静穏で、
AE指数は200nTの弱い変化が見られる程度です。


27日周期の図を参考にすると、
太陽風、磁気圏は今後も比較的穏やかな状態が続きそうですが、
太陽活動の活発な領域がこれから太陽の中心に近づくので、
規模の大きいフレアなどが発生すると、
突発性の擾乱が地球にやって来る可能性があります。

太陽活動の極大期らしく、
しばらく活動的な宇宙天気を見られるかもしれません。




GOES-15衛星のX線カメラによる、C9.9のフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星の可視光写真による、太陽の東端の1785、1787黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。