宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 7/ 5 12:23 更新 太陽ではCクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の東端で、1785黒点群と1787黒点群は大きな姿を見せています。 SDO衛星可視光カメラの拡大写真を掲載します。 昨日の写真と形の変化などを比べて下さい。 フレアの活動も活発で、昨日のニュース以降は、 5日3時半(世界時4日18時半)にC5.9、 続く5日4時半(世界時4日19時半)にC6.8と、 1787群でやや大きめのCクラスフレアが2回発生し、 この他にも、太陽全体でC1からC4の小規模フレアが13回発生しています。 太陽では、この後もMクラスに達する様なフレアが発生するかもしれません。 特に、1785、1787群は太陽の中心線に近づくので、 CMEを起こすと、地球に磁気嵐などの擾乱をもたらす可能性が高くなります。 太陽風は、低速の状態が続いています。 速度は350km/秒から一旦380km/秒くらいに上がりましたが、 また下がって、現在は360km/秒くらいです。 磁場強度も3〜5nTと、平均的なレベルで安定しています。 太陽風磁場の南北成分は、ゆっくりと南北に振れる変化をしていて、 南向きに対応して、磁気圏でも小規模の変化が発生しています。 AE指数には、200nT程度の小さい山が見えています。 太陽風は、今後も穏やかに推移しそうですが、 SDO衛星AIA193の太陽写真の北半球高緯度のコロナホールが、 地球に影響を及ぼす目安の位置に達しています。 緯度が高いので、影響は及びにくいのですが、 多少の変化を太陽風にもたらすかもしれません。 また、フレアの発生が続いているので、 CMEを伴った場合、その擾乱が到来する可能性があります。 太陽の様子を中心に、引き続き注目して下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星AIA131による、1785、1787黒点群付近の活動の様子。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |