宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 7/ 2 12:20 更新 ニュージーランドのオーロラ写真をご覧ください。6月の黒点数は53でした。 担当 篠原 ニュージーランドの米戸さんより、 磁気圏の活動が活発になっていた6月29日に 南島のクィーンズタウンで撮影されたオーロラの写真をいただきました。 南の空低く、赤く輝くオーロラです。 写真の中央下の明るい星はカノープスだそうです。 日本では冬の頃に地平線近くにかろうじて見える星ですが、 この写真では、天の南極の下を通っています。 また、カノープスより上の空は、日本からは見えない南天の星たちです。 現在、南半球のニュージーランドは冬です。 米戸さんによると、氷点下の観測だったそうです。 とてもきれいな写真をありがとうございます。 今回の写真は、赤い色が特に印象的でした。 オーロラに続いて太陽の話題です。 太陽黒点数の6月の平均値がSIDCより発表されました。 前の2ヶ月よりも少し下がって、52.5とのことでした。 2枚目の図に1994年以降のグラフを掲載します。 6月は直前からは一段下がっていますが、その前の変化と繋がるくらいの値で、 あまり高くはない現在の極大期を構成するデータのひとつとなっています。 その太陽では、東の端から1785黒点群が現れ、 C1の小規模フレアを3回起こしています。 今後どのような活動を起こすのか注目して下さい。 太陽風は、速度がゆっくりと下がり、 450km/秒とやや高速の風になっています。 この後は、基本的には穏やかな風になると思われますが、 27日周期の図を見ると、 前周期のこの期間(6月5日以降)は400km/秒台の変化が長く続いています。 今回も速度が大きく下がることはないかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、小さい振幅の変化ですが、 南寄りから北寄りに変わっています。 このため、磁気圏の活動度は下がり、 AE指数の図の後半は変化がなくなっています。 放射線帯の高エネルギー電子の増加が続いて、 GOES15(青線)は10,000を超えています。 (c) 米戸 実氏 1994年以降の太陽黒点相対数の月平均値の変化。 (c) SIDC、(作図 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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