宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/27 --- ---
6/26 --- ---
6/25 05:35 C3.0
01:36 C2.0

黒点  6/27 (NOAA)
磁場 フレア
1774 1 α C1
1775 2 β C3
1777 3 α ---
1778 7 β ---
1779 2 β ---
1780 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 389 -0.5
-2 h 392 -0.9
-4 h 402 -2.0
-6 h 406 -1.5
-8 h 412 -0.2
-10 h 424 +0.8
-12 h 433 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -26 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -30 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^4
6/27 0.7 3x10^4
6/26 1.3 4x10^4
6/25 3.6 5x10^4
6/24 14.1 7x10^3
6/23 6.7 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/22 14:22 M2.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は600km/秒に上がっています。
2013/ 6/23 14:06 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も少し高まっています。
2013/ 6/24 10:37 M2.9の中規模フレアが発生しました。高速風は続いていますが、速度が下がり始めています。
2013/ 6/25 12:02 500lkm/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も強まりました。
2013/ 6/26 11:03 高速太陽風は終わりつつありますが、次のコロナホールが太陽の中心に来ています。
最新のニュース

2013/ 6/27 11:14 更新
太陽風は平均的な速度に下がりました。次の高速風が近づいています。

担当 篠原

昨日は昭和基地の夕焼けを紹介したので、
今日はオーロラの動画です。
世界時26日23時(日本時間で今朝)の昭和基地の夜空です。
弱い活動ですが、月の明るい光に負けずに空を飾っています。


太陽風は、速度がどんどん下がって、
現在は400km/秒と平均的な状態に戻りました。

磁場強度は2〜4nTと弱いままなのですが、
昨日の午後から磁場の大まかな方向に変化が現れ、
セクターの切り替わりが近づいているようです。
27日周期の図のセクターのグラフでは、
「T」と「A」の中間で変化しています。

過去3周期にわたって、
このタイミングで「T」から「A」に切り替わっているので、
今回もこれから「A」に変わって行くのだと思います。

そして、その変化に関係しているのか、
太陽風磁場の南北成分が、振れ幅は小さいですが、
ACEの図の後半から南寄りの傾向になっています。

このため、AE指数も後半で小さな変化が発生しています。
最初に紹介した昭和基地のオーロラは、
この変化の頃に見られた現象です。


SDO衛星AIA193では、太陽の中心にあったコロナホールが、
西側に迫り出しています。
明日くらいに、地球へ高速風が到来するかもしれません。
27日前の前周期は700km/秒を超えるまで速度が高まりましたが、
今回はどの様な風になるでしょうか。


太陽は、C1の小さなフレアがあちこちで発生しています。
黒点はどれも小さく、太陽は現状程度の活動が見られる程度でしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今日も10,000を超えた状態で安定しています。
太陽風の乱れが到来するまで、高い状態が続きそうです。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影されたオーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。