宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 6/27 11:14 更新 太陽風は平均的な速度に下がりました。次の高速風が近づいています。 担当 篠原 昨日は昭和基地の夕焼けを紹介したので、 今日はオーロラの動画です。 世界時26日23時(日本時間で今朝)の昭和基地の夜空です。 弱い活動ですが、月の明るい光に負けずに空を飾っています。 太陽風は、速度がどんどん下がって、 現在は400km/秒と平均的な状態に戻りました。 磁場強度は2〜4nTと弱いままなのですが、 昨日の午後から磁場の大まかな方向に変化が現れ、 セクターの切り替わりが近づいているようです。 27日周期の図のセクターのグラフでは、 「T」と「A」の中間で変化しています。 過去3周期にわたって、 このタイミングで「T」から「A」に切り替わっているので、 今回もこれから「A」に変わって行くのだと思います。 そして、その変化に関係しているのか、 太陽風磁場の南北成分が、振れ幅は小さいですが、 ACEの図の後半から南寄りの傾向になっています。 このため、AE指数も後半で小さな変化が発生しています。 最初に紹介した昭和基地のオーロラは、 この変化の頃に見られた現象です。 SDO衛星AIA193では、太陽の中心にあったコロナホールが、 西側に迫り出しています。 明日くらいに、地球へ高速風が到来するかもしれません。 27日前の前周期は700km/秒を超えるまで速度が高まりましたが、 今回はどの様な風になるでしょうか。 太陽は、C1の小さなフレアがあちこちで発生しています。 黒点はどれも小さく、太陽は現状程度の活動が見られる程度でしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日も10,000を超えた状態で安定しています。 太陽風の乱れが到来するまで、高い状態が続きそうです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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