宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 6/22 14:22 更新 M2.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は600km/秒に上がっています。 担当 篠原 昨日のお昼、21日11時半(世界時21日2時半)、 ちょうどニュースを更新した頃に太陽の南東(左下)の1777黒点群で M2.9の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA193によるフレアの様子と、 AIA304による激しいプラズマの噴出を動画でご覧ください。 ガスの噴き出しはCMEとなり、 SOHO衛星LASCO C3で撮影されています。 太陽の南東方向を中心に噴出していますが、 広がりの様子から多少地球へも影響が到来するかもしれません。 3日後程度と考えると、明後日、24日頃の太陽風に注目して下さい。 太陽では、南西(右下)の1772黒点群の変化も目立っています。 可視光の拡大写真で昨日の様子と見比べて下さい。 C1程度と規模は小さいですが、フレアを6回ほど起こしています。 この後の変化にも注目して下さい。 太陽風は、今日の未明になって更に速度が上がり、 600km/秒の高速風になっています(ACEの図の黄色線)。 前周期の700km/秒には達していませんが、 今回もかなり高い速度に上がっています。 磁場強度(白線)は10nTから8nTと少しだけ下がりましたが、 依然、平均的な状態よりも強まっています。 前周期のように、高速風はもう一段の変化が見られるのかもしれません。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは太陽の西側に中心が移動して、 そろそろ最も影響が強まる頃かもしれません。 磁気圏の活動も高まっています。 AE指数のグラフは、750nT程度の変動が数時間おきに発生しています。 太陽風磁場の南北成分(赤線)を見ると、 0nTよりもプラス側と、北寄りの傾向になっています。 このため、太陽風の磁場や速度が高まっている割に、 磁気圏の乱れ方は弱い印象です。 高速の太陽風は更に4日くらい続くかもしれません。 もう一段の速度上昇も考えられます。 また、放射線帯の高エネルギー電子の増加も これから発生するかもしれません。 (c) SDO (NASA) 太陽の南東の1777黒点群で発生したM2.9の中規模フレア。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) M2.9フレアに伴って、南東方向を中心に噴き出したCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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