宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/18 --- ---
6/17 16:34 C1.7
6/16 --- ---

黒点  6/18 (NOAA)
磁場 フレア
1768 7 β ---
1770 1 α ---
1772 17 β C2
1773 13 β ---
1774 3 β ---
1775 9 βδ C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:11 287 -4.3
-2 h 293 -4.7
-4 h 278 -1.8
-6 h 295 -1.1
-8 h 296 -0.2
-10 h 297 +0.8
-12 h 317 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 11 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^2
6/18 0.3 1x10^3
6/17 0.3 2x10^3
6/16 0.4 2x10^3
6/15 0.4 2x10^3
6/14 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/13 11:27 太陽のフレア活動は静かです。太陽風は400km/秒と平均的な状態です。
2013/ 6/14 12:26 太陽の東から2つの黒点群が現れました。太陽風は低速になり、磁気圏も静かです。
2013/ 6/15 12:21 太陽風は320km/秒と低速になっています。太陽の東から黒点が更に現われています。
2013/ 6/16 14:40 太陽の東側に黒点群が7つ見えています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2013/ 6/17 12:20 太陽は黒点がにぎやかに見えています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2013/ 6/18 12:32 更新
Cクラスのフレアが続いています。太陽風は280km/秒とかなり低速です。

担当 篠原

このところ太陽がにぎやかです。
14日と16日にプロミネンスの噴出を動画で紹介しましたが、
昨日も太陽の東側で激しいプロミネンスの動きが見られました。

その途中の一枚を、SDO衛星AIA304の拡大写真で紹介します。
太陽の東端からプラズマのガスが大きく持ち上げられています。
(写真は90度回転させています。上が東端です)
左の南側にも、尖った塔のようにプロミネンスが伸びています。

SDO衛星のAIA304の動画もご覧ください。
こちらのリンクでは、より大きい動画を見ることができます。

可視光写真では、南東の1775黒点群が最も大きく、
1773、1772黒点群も目立っています。
13日以降のこれらの黒点群の出現と発達の様子を、動画で紹介します。
黒点を詳しく見るために写真を大きくしたかったので、
コマが粗く、6時間ごとの写真で作っています。

1775黒点群は、磁場の構造も βδ と一段複雑になっていて、
この後の変化にも注目して下さい。

X線のグラフでは、昨日の昼以降に、
C1のフレアが度々発生するようになっています。
また、最後にC2.4のフレアが発生していますが、
これは東端の向こう側で発生した現象です。
この後に、また新しい黒点群が現れるのかもしれません。


太陽風は、速度は280km/秒へ一段と下がり、
かなり遅い風になっています。

磁場強度は5nTで安定しています。
南北成分はやや南寄りに振れていて、
AE指数には小さい変化が観測されています。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の北東に大きくコロナホールが広がっています。
前周期よりも規模は広がっている様です。

前周期はこのコロナホールに対応して、
かなり速度の高い太陽風がやって来ました。
今回も同様の変化が見られるかもしれません。




太陽の東から南の端にかけて現われた巨大なプロミネンス。写真は90度回転させて、東端を上に向けています。
(c) SDO (NASA)


太陽の東側に次々と現われた黒点群の13日以降の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。