宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 6/18 12:32 更新 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は280km/秒とかなり低速です。 担当 篠原 このところ太陽がにぎやかです。 14日と16日にプロミネンスの噴出を動画で紹介しましたが、 昨日も太陽の東側で激しいプロミネンスの動きが見られました。 その途中の一枚を、SDO衛星AIA304の拡大写真で紹介します。 太陽の東端からプラズマのガスが大きく持ち上げられています。 (写真は90度回転させています。上が東端です) 左の南側にも、尖った塔のようにプロミネンスが伸びています。 SDO衛星のAIA304の動画もご覧ください。 こちらのリンクでは、より大きい動画を見ることができます。 可視光写真では、南東の1775黒点群が最も大きく、 1773、1772黒点群も目立っています。 13日以降のこれらの黒点群の出現と発達の様子を、動画で紹介します。 黒点を詳しく見るために写真を大きくしたかったので、 コマが粗く、6時間ごとの写真で作っています。 1775黒点群は、磁場の構造も βδ と一段複雑になっていて、 この後の変化にも注目して下さい。 X線のグラフでは、昨日の昼以降に、 C1のフレアが度々発生するようになっています。 また、最後にC2.4のフレアが発生していますが、 これは東端の向こう側で発生した現象です。 この後に、また新しい黒点群が現れるのかもしれません。 太陽風は、速度は280km/秒へ一段と下がり、 かなり遅い風になっています。 磁場強度は5nTで安定しています。 南北成分はやや南寄りに振れていて、 AE指数には小さい変化が観測されています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 太陽の北東に大きくコロナホールが広がっています。 前周期よりも規模は広がっている様です。 前周期はこのコロナホールに対応して、 かなり速度の高い太陽風がやって来ました。 今回も同様の変化が見られるかもしれません。 太陽の東から南の端にかけて現われた巨大なプロミネンス。写真は90度回転させて、東端を上に向けています。 (c) SDO (NASA) 太陽の東側に次々と現われた黒点群の13日以降の変化。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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