宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 6/15 12:21 更新 太陽風は320km/秒と低速になっています。太陽の東から黒点が更に現われています。 担当 篠原 太陽風の速度は、350km/秒から更に下がって、 320km/秒と一段と速度の遅い風になっています。 太陽風の磁場強度は、4nTから一旦2nTに下がり、 その後すぐに回復して、現在は5nT前後で推移しています。 この変化の前後で南北成分の傾向が変わり、 昨夜以降、-3nTと小さい振れ幅ですが、 南に振れたままの状態が続いています。 速度が遅いこともあり、磁気圏の変動は小規模に留まっていますが、 AE指数には200〜300nTの変化が見られています。 南極の昭和基地の全天カメラできれいなオーロラの活動が見られたので、 動画を紹介します。 世界時15日0時前後の様子で、AE指数のグラフの、 右端の小さな山の頃です。 太陽風は、このまま穏やかな状態が続きそうです。 磁気圏も、太陽風の磁場の振れ方で、 小規模の活動が見られるくらいでしょうか。 太陽は、東の端から新しい黒点が次々に姿を現しています。 SDO衛星の可視光カメラによるこの領域の拡大写真を掲載します。 小さい黒点ばかりですが、多数見えています。 南東の黒点には、1771、1772黒点群と番号が付けられましたが、 拡大写真を見ると、更に別の黒点群番号も加わりそうです。 また、赤道付近にも番号のまだない黒点群が現われています。 フレアの活動は現在は静かで、 X線のグラフはほとんど変化していません。 これらの黒点群の今後の活動に注目してください。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の東から黒点が次々と現われています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |