宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 6/14 12:26 更新 太陽の東から2つの黒点群が現れました。太陽風は低速になり、磁気圏も静かです。 担当 篠原 太陽の東端(左端)から、1769、1770と2つの黒点群が現れました。 このため、X線のグラフも少しずつ変化が増えて、 今朝、14日9時(世界時14日0時)にC1.2の小規模フレアが発生しています。 黒点群は小さいですが、 今後もフレアの発生が見られるかもしれません。 また、SDO衛星AIA304によると、 太陽の西の端からループ状のプロミネンスが噴き出しています。 巨大なプラズマのループが持ち上がる、雄大な光景です。 太陽風は、速度が400km/秒から350km/秒へ下がり、 低速の風になっています。 磁場強度は4nT付近で安定しています。 磁場の南北成分は0nT付近で小さく変化するだけで、 磁気圏の活動は特になく、AE指数のグラフは静かです。 SDO衛星AIA193を見ると、南東の端にコロナホールが見える程度で、 太陽風はこの後も穏やかな状態が続きそうです。 SDO衛星AIA304による、太陽の西の端で発生したプロミネンスの噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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