宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 6/17 12:20 更新 太陽は黒点がにぎやかに見えています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。 担当 篠原 太陽の東側の黒点群たちは、少しずつ形を変えながら西へ進んでいます。 SDO衛星可視光カメラによる拡大写真を掲載します。 昨日や一昨日の写真と見比べて下さい。 1771黒点群は、昨日の写真でもほぼ見えなくなっていましたが、 今日の黒点群リストからは外れていました。 一方、1775黒点群の左上には、新しい黒点群が見えています。 しばらくにぎやかな太陽が見られそうです。 X線のグラフでは、Bクラスの小さな変化は多く発生していますが、 Cクラスに達したのは、 16日19時(世界時16日10時)に1769群で発生したC1.0だけです。 黒点は多数ありますが、フレアの活動度はそれほど高くはありません。 引き続き、発達の様子などに注目してください。 太陽風は、340km/秒を前後して、低速の風が続いています。 磁場強度も、5nTと平均的なレベルで安定しています。 穏やかな太陽風が続いています。 磁気圏の活動も静かで、 AE指数は全く変化していません。 太陽風は、もうしばらくは穏やかな状態が続きそうですが、 SDO衛星AIA193やGOES衛星のX線写真を見ると、 細長いコロナホールが太陽の中心を南北に伸びています。 明後日以降に、多少の影響が見られるかもしれません。 また、27日周期の図の前周期の変化は、 5月22日のフレアによる太陽風の乱れ(5月24日に到来)と、 コロナホールによる高速風が重なって、 大きな乱れが長い期間続いています。 27日の周期性から今後の変化を予想する場合、 フレアに周期性はないため、 この影響を除いて考える必要があります。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |