宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:04)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/11 --- ---
6/10 23:17 C1.9
6/ 9 10:39 C3.7
07:49 C2.3
03:46 C1.8

黒点  6/11 (NOAA)
磁場 フレア
1765 11 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 372 +2.8
-2 h 367 +3.8
-4 h 371 +2.6
-6 h 360 +2.8
-8 h 372 +2.6
-10 h 385 +1.3
-12 h 407 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -1 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
6/11 0.3 1x10^3
6/10 0.4 7x10^3
6/ 9 0.3 7x10^3
6/ 8 0.3 1x10^4
6/ 7 0.4 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/ 6 15:42 太陽風は500km/秒の高速風が続いています。昨夕M1.3のフレアが発生しました。
2013/ 6/ 7 10:22 太陽風の磁場が強まって南に大きく振れ、磁気圏活動も活発になっています。5月の黒点数は79でした。
2013/ 6/ 8 13:21 今朝、M5.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の磁場の乱れは通り過ぎました。
2013/ 6/ 9 11:31 太陽の西の端でCクラスフレアが3回発生しています。太陽風はやや低速になっています。
2013/ 6/10 12:10 太陽風は350km/秒と低速です。太陽も静かです。
最新のニュース

2013/ 6/11 13:04 更新
太陽は1765黒点群だけ見えています。太陽風は300km/秒台後半とやや低速です。

担当 篠原

NOAAのリストでは、黒点群は再び1765群ひとつになっています。
黒点はしばらく少なくなるのでしょうか。

その1765群は、昨夜、10日23時半(世界時10日14時半)にC1.9、
その前後にBクラスの小さなフレアを続けて起こしました。
以降は静かになって、X線のグラフに変化はありません。

太陽は穏やかな状態が続きそうです。


太陽風は、350〜400km/秒と多少上下していますが、
やや低速の風が続いています。
磁場強度は、昨日のニュースの頃に少し強まっていて、
7〜8nTに上がっています。

磁場の南北成分は、
ACEの図の前半は南寄り、後半は北寄りに変わり、
磁気圏のオーロラ活動を表すAE指数も、
前半は500〜800nTの変化が見られ、後半は静かになっています。

太陽風は、この後も基本的には穏やかな風が続くと思われます。
SDO衛星AIA193の写真には、コロナホールは見られません。


放射線帯の高エネルギー電子は、
磁気圏活動の高まりを受けて、一段減少しています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。