宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 6/ 9 11:31 更新 太陽の西の端でCクラスフレアが3回発生しています。太陽風はやや低速になっています。 担当 篠原 今日のNOAAの黒点群リストを見ると、 黒点群は1765群だけになっていました。 ひとつだけというのも珍しいなと思い、さかのぼってみると、 2012年6月26日以来と、ほぼ1年ぶりのことでした (ここまで久しぶりとは思いませんでしたが)。 あくまでNOAAの黒点群リストがそうだったというだけのことですが、 4月、5月は黒点が多かったという話を一昨日に書いたばかりだったので、 今日の太陽情報は印象に残りました。 その太陽では、西の端に沈んで行った1762黒点群で、 C1.7、C2.3、そしてちょうど今、C3.7と、 3つの小規模フレアが発生しています。 1762群は活発な状態が続いている様ですが、 没してしまったので、今後の影響はないでしょう。 残った1765群は、Bクラスの小さな変化が記録されている程度で、 太陽は静かになりそうです。 また、昨日のM5.9フレアに伴って発生したCMEの様子を、 SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。 太陽から下の方向に向って噴き出していて、 地球への影響はなさそうです。 太陽風は、速度が400km/秒から一旦450km/秒近くに上がりましたが、 すぐに下がり始めて、 現在は380km/秒とやや低速の風になりつつあります。 磁場強度も、5nTかそれを少し割るくらいに弱くなっています。 基本的には、今後も穏やかな太陽風になりそうです。 磁気圏も概ね静穏で、 AE指数には、500nTと700nTの中規模の変化が2回発生していますが、 後半はとても静かです。 放射線帯の高エネルギー電子は、少し減っています。 太陽風が落ち着くと、減少はゆっくりと進みます。 SOHO衛星LASCO C3による、昨日のM5.9フレアに伴って発生したCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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