宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:42)
昨日、M1.3の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 6 --- ---
6/ 5 17:00 M1.3
6/ 4 02:23 C1.8

黒点  6/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1762 16 βγδ M1
1763 2 α ---
1764 4 β ---
1765 5 β ---
1766 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:36 502 -3.1
-2 h 501 -1.9
-4 h 486 -1.7
-6 h 472 +0.6
-8 h 472 -0.2
-10 h 481 -2.1
-12 h 472 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^3
6/ 6 0.4 2x10^4
6/ 5 0.4 3x10^4
6/ 4 0.3 2x10^4
6/ 3 0.4 5x10^3
6/ 2 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/ 1 13:04 太陽風の乱れが到来して、磁場が大きく南に振れています。磁気圏活動も強まっています。
2013/ 6/ 2 12:11 太陽風の速度は700km/秒へ上昇しています。磁気圏の活動は弱まっています。
2013/ 6/ 3 09:50 700km/秒台の高い速度の太陽風が続いています。磁気圏も中規模の活動が続いています。
2013/ 6/ 4 12:12 600km/秒台の高速太陽風が続いています。太陽ではC9.5のフレアが発生しています。
2013/ 6/ 5 11:58 高速太陽風は続いていますが、速度は520km/秒に下がりました。
最新のニュース

2013/ 6/ 6 15:42 更新
太陽風は500km/秒の高速風が続いています。昨夕M1.3のフレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、一旦480km/秒くらいへ下がったのですが、
今朝になって再度高まり、510km/秒の高速風が続いています。
磁場強度も一緒に変化して、5nTと平均的な強度に上がっています。

磁気圏の活動は、昨日以降静かになっていたのですが、
磁場強度が回復した後、南北成分が南向きに振れる様になり、
AE指数で700nTと中規模の変化が発生しています。


しかし、今回の太陽風の変化は一時的なもので、
この後は再び弱まって行くでしょう。

一方、SDO衛星AIA193を見ると、
中央の小規模のコロナホールは太陽の中心線を通り過ぎていて、
2〜3日後に弱い影響が地球にやってくるかもしれません。


太陽では、昨日の夕方、5日17時(世界時5日8時)に、
南西(右下)の1762黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しました。

フレアの様子を、SDO衛星AIA193の動画で紹介します。
また、このフレアに続いて、
太陽の南に向って噴出するCMEが観測されています。
南に向いているので、地球への影響はなさそうです。

太陽は、以降はフレアもなく穏やかです。
1762黒点群は、Bクラスの小さな変化を起こした程度です。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高い値を保っています。
増加は終わったようで、今後は低下に向かうでしょう。



今日は、いろいろと用件が重なってしまい、
更新がだいぶ遅くなってしまいました。
すみません。



SDO衛星AIA193による、1762黒点群で発生したM1.3フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M1.3フレアに続いて太陽の南方向に噴き出したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3による。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。