宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 6/ 6 15:42 更新 太陽風は500km/秒の高速風が続いています。昨夕M1.3のフレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、一旦480km/秒くらいへ下がったのですが、 今朝になって再度高まり、510km/秒の高速風が続いています。 磁場強度も一緒に変化して、5nTと平均的な強度に上がっています。 磁気圏の活動は、昨日以降静かになっていたのですが、 磁場強度が回復した後、南北成分が南向きに振れる様になり、 AE指数で700nTと中規模の変化が発生しています。 しかし、今回の太陽風の変化は一時的なもので、 この後は再び弱まって行くでしょう。 一方、SDO衛星AIA193を見ると、 中央の小規模のコロナホールは太陽の中心線を通り過ぎていて、 2〜3日後に弱い影響が地球にやってくるかもしれません。 太陽では、昨日の夕方、5日17時(世界時5日8時)に、 南西(右下)の1762黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しました。 フレアの様子を、SDO衛星AIA193の動画で紹介します。 また、このフレアに続いて、 太陽の南に向って噴出するCMEが観測されています。 南に向いているので、地球への影響はなさそうです。 太陽は、以降はフレアもなく穏やかです。 1762黒点群は、Bクラスの小さな変化を起こした程度です。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高い値を保っています。 増加は終わったようで、今後は低下に向かうでしょう。 今日は、いろいろと用件が重なってしまい、 更新がだいぶ遅くなってしまいました。 すみません。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) M1.3フレアに続いて太陽の南方向に噴き出したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3による。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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