宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 6/ 5 11:58 更新 高速太陽風は続いていますが、速度は520km/秒に下がりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続いています。 昨日の620km/秒から現在は520km/秒と、 1日で100km/秒ほど下がりました。 それでも今回は上がり方が大きかったので、 通常(400km/秒程度)よりも高速の風がまだ続いています。 太陽風の磁場強度は、3nTと弱まった値で安定しています。 南北成分の変化も小さく、 速度が下がってきたことも重なって、磁気圏の変化は小さくなっています。 AE指数は、500nTの変化が時々発生している程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 高速風に関係していたと思われるコロナホールは、 西に去って写真では見えなくなっています。 高速の太陽風も、今日から明日くらいで終りそうです。 一方、今日の写真では、太陽の中央付近と北半球の高緯度側に 2つのコロナホールが見えています。 中央のコロナホールは、27日前の太陽にもあり、 その頃よりも濃さを増しています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風には特に影響は見られなかったのですが、 今回はどうなるでしょうか。 多少の変化が見られるかもしれません。 4日後の9日前後の太陽風に注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日にかけて一段と強まり、 赤線のGOES15は30,000に増え、 青線のGOES13も10,000に達しています。 太陽は、昨日のニュース以降、Cクラスに達する変化はなく、 1762黒点群の活動度も特に強まってはいません。 西側で1761黒点群が再び見えるようになり、 東側で小さな黒点が出現していますが、 全体的には穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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