宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:50)
昨日、C1.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 3 --- ---
6/ 2 13:52 C1.8
6/ 1 04:52 M1.0

黒点  6/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1757 2 α ---
1760 1 α M1
1762 12 βγ C2
1763 4 β ---
1764 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:47 701 +0.0
-2 h 698 +0.1
-4 h 716 +1.9
-6 h 736 +0.4
-8 h 754 +0.2
-10 h 758 -1.3
-12 h 771 +1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -76 -/ -
-2 h -84 -/ -
-4 h -102 -/ -
-6 h -114 -/ -
-8 h -135 -/ -
-10 h -103 -/ -
-12 h -106 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^3
6/ 3 0.3 5x10^3
6/ 2 0.3 1x10^3
6/ 1 0.3 3x10^4
5/31 0.4 3x10^4
5/30 0.3 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/29 11:48 太陽風の速度は600km/秒に下がりましたが、高速の状態が続いています。
2013/ 5/30 11:32 高速の太陽風は終わり、速度は430km/秒に下がっています。
2013/ 5/31 11:31 太陽風は350km/秒の低速風です。明日くらいから高速風が到来する可能性があります。
2013/ 6/ 1 13:04 太陽風の乱れが到来して、磁場が大きく南に振れています。磁気圏活動も強まっています。
2013/ 6/ 2 12:11 太陽風の速度は700km/秒へ上昇しています。磁気圏の活動は弱まっています。
最新のニュース

2013/ 6/ 3 09:50 更新
700km/秒台の高い速度の太陽風が続いています。磁気圏も中規模の活動が続いています。

担当 篠原

太陽風は、昨日のニュース以降も700km/秒台の高い速度を保ち、
昨日の夕方には、800km/秒近くまで上がる変化も見られました。

今朝に入ると少し下がり、
現在は690km/秒と700km/秒台を割りつつあるようです。
高速風の領域としてはピークを越えたのかもしれませんが、
速度としてはまだかなり高い値が続いています。

一方、太陽風の磁場強度は、
昨日のニュースの頃に5nTに下がっていましたが、
その後、現在までその状態で安定しています。
この値が3nTくらいに下がると、
高速風も後半に入ったという感じになるのですが、
今回はどうなるでしょうか。


一方、太陽風磁場の南北成分は、
0nT付近で小さな変化をしているくらいですが、
速度が高まっているため、磁気圏の活動度はある程度高めで、
AE指数は500〜800nTくらいの中規模の変化が連続的に起きています。


高速の太陽風は、今後は速度を下げながら、
更に2〜3日程度は続きそうに思います。
太陽風の擾乱が小さくなるにつれて、磁気圏の活動は小規模になるでしょう。

現在、南極の昭和基地の全天カメラの写真を見ることができないのですが、
月も下弦を越えて小さくなって行くので、
オーロラの写真も楽しみにしたいです。


GOES衛星の観測によると、
放射線帯の高エネルギー電子は増加に転じています。
まだ、10,000のレベルは超えていませんが、
明日以降、更に高まる可能性があります。


太陽は、南半球の1762黒点群でC1.8の小規模フレアが発生しました。

昨日に続いて、この1762黒点群の2日間の変化を動画で紹介します。
リングの形は崩れていきますが、
黒点や周囲の半暗部の広がる様子が興味深いです。

また、北半球に1764黒点群が出現しています。




1762黒点群の2日間の変化。SDO衛星の可視光写真による。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。