宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 6/ 4 12:12 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。太陽ではC9.5のフレアが発生しています。 担当 篠原 太陽風は、昨日の700km/秒と比べると一段下がっていますが、 620km/秒と現在もかなり高い速度が続いています。 磁場強度は、3nTと弱まったままで安定していて、 高速風領域としては、ピークを過ぎて後半に入っていると思われます。 磁気圏では、小中規模のオーロラ活動が続いています。 AE指数のグラフは、前半では一旦落ち着いたのですが、 後半は再び500nT程度の活動が続くようになっています。 ACEのデータを見ると、磁場の南北成分(赤線)が、 図の後半から南側により振れるようになっています。 この影響でしょう。 このオーロラ活動の強まりとは1日ずれてしまいますが、 南極・昭和基地の全天カメラの写真が公開されていましたので、 世界時3日1〜5時のオーロラの様子を動画で紹介します。 特に激しい変化ということではないのですが、 今回はたっぷりと長時間の動画を作ってみました。 (長時間にしたので、残念ですが写真のサイズを縮めています) 動画終盤の夜明けに近づく頃の空の変化がとてもきれいです。 高速太陽風は、これから更に速度を下げて行くでしょう。 2日くらい残るのか、3〜4日になるのか、下がって行く様子も注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、もう一段高まりましたが、 GOES15の赤線がぎりぎりで10,000に達したくらいで、 特に大きな変化にはなりませんでした。 今回の増加はこのくらいまでの様です。 太陽では、昨夕、3日16時(世界時3日7時)に、 南半球の1762黒点群でC9.5とMクラスに近い小規模フレアが発生しました。 X線のグラフの続く2つの山も、1672群のフレアです。 SDO衛星による拡大写真を掲載します。 1762黒点群は、磁場の構造がβγδと複雑さを増しています。 今後、もう一段大きいフレアを起こすかもしれません。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星の可視光写真による、南半球の1762黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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