宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:32)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/30 07:30 C2.9
5/29 11:13 C1.5
5/28 --- ---

黒点  5/30 (NOAA)
磁場 フレア
1755 6 β C1
1756 10 β ---
1757 2 α ---
1758 1 α ---
1760 2 α C3
1761 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 433 -0.3
-2 h 440 +0.0
-4 h 451 +0.2
-6 h 455 +0.3
-8 h 466 +0.3
-10 h 491 +0.5
-12 h 503 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^4
5/30 0.3 4x10^4
5/29 0.3 4x10^4
5/28 0.4 6x10^4
5/27 0.7 2x10^4
5/26 6.9 2x10^3

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/25 10:25 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。太陽風の速度は500km/秒台に上がっています。
2013/ 5/26 12:07 太陽風の速度が700km/秒台に高まっています。磁気圏の活動も激しくなっています。
2013/ 5/27 11:50 太陽風は650km/秒の高速風が続いています。太陽は比較的穏やかです。
2013/ 5/28 13:05 太陽風の速度は800km/秒近くまで上昇しています。磁気圏も活動的です。
2013/ 5/29 11:48 太陽風の速度は600km/秒に下がりましたが、高速の状態が続いています。
最新のニュース

2013/ 5/30 11:32 更新
高速の太陽風は終わり、速度は430km/秒に下がっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュース以降に再び低下を始め、
600km/秒とかなり高い速度から430km/秒と平均的な状態へ、
1日で下がってしまいました。

もう少し時間をかけて下がるかと思ったのですが、
今回の高速風は、あっさりと終わってしまいました。

磁場強度は3nTと弱まったままです。
南北成分は弱い北寄りになっていて、磁気圏も静穏です。
AE指数は全く変化していません。


SDO衛星AIA193では、太陽中心部のコロナホールが西側へ進んでいます。
明後日くらいからこの領域の影響で、太陽風の速度が再び高まりそうです。

昨日紹介したように、コロナホールは27日前の姿より大きく広がっています。
27日周期の図の前周期に見られた500km/秒台の高速風(5月5〜9日)は、
より高い速度になって回帰するかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今日も30,000と高い値を保っています。
太陽風の擾乱が来るまでは、ゆっくりとした低下になるでしょう。


太陽の活動は、C1〜C3の小さなフレアが3回発生した程度です。
この中の2つを、東端の1760黒点群が起こしています。
小さな黒点群ですが、この様な活動を今後も続けるかもしれません。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。