宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/ 5/30 11:32 更新 高速の太陽風は終わり、速度は430km/秒に下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降に再び低下を始め、 600km/秒とかなり高い速度から430km/秒と平均的な状態へ、 1日で下がってしまいました。 もう少し時間をかけて下がるかと思ったのですが、 今回の高速風は、あっさりと終わってしまいました。 磁場強度は3nTと弱まったままです。 南北成分は弱い北寄りになっていて、磁気圏も静穏です。 AE指数は全く変化していません。 SDO衛星AIA193では、太陽中心部のコロナホールが西側へ進んでいます。 明後日くらいからこの領域の影響で、太陽風の速度が再び高まりそうです。 昨日紹介したように、コロナホールは27日前の姿より大きく広がっています。 27日周期の図の前周期に見られた500km/秒台の高速風(5月5〜9日)は、 より高い速度になって回帰するかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日も30,000と高い値を保っています。 太陽風の擾乱が来るまでは、ゆっくりとした低下になるでしょう。 太陽の活動は、C1〜C3の小さなフレアが3回発生した程度です。 この中の2つを、東端の1760黒点群が起こしています。 小さな黒点群ですが、この様な活動を今後も続けるかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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